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「被告」崔康旭氏が裁判所と検察を監視、利害衝突防止を投げ出した国会議長

「被告」崔康旭氏が裁判所と検察を監視、利害衝突防止を投げ出した国会議長

Posted December. 02, 2020 08:58,   

Updated December. 02, 2020 08:58

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曺國(チョ・グク)前法務部長官の息子に対して虚偽のインターン証明書を発行した容疑で起訴された「開かれた民主党」の崔康旭(チェ・ガンウク)代表が、国会法制司法委員会(法司委)に配属された。朴炳錫(パク·ビョンソク)国会議長は一昨日、開かれた民主党の要請を受け、国会国土交通委員会所属だった崔代表は法司委に、法司委所属だった同党の金鎮愛(キム·ジンエ)議員は国土委に移る辞任·補任を承認した。

検察と裁判所を担当する国会法司委員は、直接・間接的に司法部に影響力を及ぼすことができる強力なポストだ。このため、崔代表が今年6月の院構成当時に法司委を希望した際、野党はもとより、与党の一部からも懸念する空気があり、結局国土委に配属された。崔代表は、曺前長官が民情首席秘書官として在職していた時に公職綱紀秘書官を務め、曺前長官一家を起訴した尹錫烈(ユン·ソクヨル)検察総長攻撃の先頭に立ってきた。また、崔代表は4·15総選挙の際、虚偽事実を流布した容疑で10月に起訴され、裁判を受けている。崔代表の法司委配属が、利害衝突の余地が十分な理由だ。

与党は、建設業を営んでいた朴徳欽(パク·ドクフム)議員が国土交通委員として活動していた5年間、朴議員家族が大株主だった会社が国土部と傘下機関から数百億ウォン規模の工事を受注したことは、利害衝突の余地が大きい職権乱用だと非難した。結局、朴議員は9月に常任委を国土委から環境労働委に変え、最大野党「国民の力」から自ら離党した。与党が崔代表の法司委員の配属に徹底的に目をつぶることは、自己矛盾と言わざるを得ない。このため、「尹錫烈バッシング」が得意の崔代表を法司委に投入しようと、与党が強引に進めたという指摘が出ている。

開かれた民主党のような非交渉団体議員の常任委の配属決定は、国会議長の権限だ。朴炳錫(パク·ビョンソク)国会議長は、今年6月は崔代表の法司委配属を許可しなかったが、今回は承認した。朴議長が先月29日、国会議員の利害衝突防止条項を具体的に明示した国会法の改正案を運営委に提出しておきながら、いざ利害衝突の余地が大きい崔代表の法司委配属を承認したことは、つじつまが合わない行動だ。