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「天皇裕仁に有罪判決」20周年を迎えた女性国際法廷

「天皇裕仁に有罪判決」20周年を迎えた女性国際法廷

Posted November. 23, 2020 09:28,   

Updated November. 23, 2020 09:28

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「本法廷は天皇裕仁に有罪を判決する」

2000年12月12日、日本東京で開かれた日本軍性奴隷戦犯女性国際法廷で裁判長を務めたガブリエラ・マクドナルド旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷所長が判決文を読み上げると、傍聴席から歓声と涙が出てきた。女性国際法廷は、2000年12月8日、日本軍「慰安婦」被害者70人余りが参加した中で韓国、中国、台湾など8カ国の被害国の検事団40人余りが、昭和元天皇など25人を起訴した民間法廷だ。

それから20年後の今月20日、韓国女性人権振興院傘下の日本軍「慰安婦」問題研究所(所長=キム・ソラ)は、女性国際法廷20周年を迎えて、「2000年の女性法廷と超国籍連帯」をテーマに学術行事を開いた。当時、法廷の実行委員だったシン・ヘス国連人権政策センター理事長は、この行事に参加して、「女性国際法廷は、多国間の女性運動の結実で、終戦後、極東国際軍事裁判が取り扱わなかった日本軍性奴隷犯罪に対する有罪判決を引き出した」とし、「まだ被害者の保護と法的賠償、再発防止などの課題が残っている」と説明した。

キム・ソラ日本軍「慰安婦」問題研究所長は東亜(トンア)日報との電話インタビュー、「女性国際法廷は韓国、中国、インドネシアなどのアジア諸国が連携して、女性に対する暴力を断罪する必要があることを宣言した意味がある」とし、「今後、日本の謝罪と賠償だけでなく、将来世代のための教育も重要だ」と語った。

2000年に開かれた女性国際法廷には、韓国と北朝鮮が南北共同検事団を結成して参加し、故ムン・ピルギ、アン・ボブスン、ハ・サンスク・ハルモニなども出席して被害事実を証言した。マクドナルド裁判長ら4人の裁判部は、「生存者たちの証言と各種資料を検討した結果、日本政府は、拉致、詐欺などを通じて数多くの女性を強姦するなど、人道に反した犯罪を犯した点が認められる」とし、有罪判決を下した。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com