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国連委、北朝鮮人権決議案を採択

Posted November. 20, 2020 09:29,   

Updated November. 20, 2020 09:29

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北朝鮮の人権侵害を非難し、改善を求める内容を盛り込んだ北朝鮮人権決議案が18日(現地時間)、国連総会で16年連続で採択された。しかし、今年の北朝鮮軍による海洋水産部公務員射殺事件にもかかわらず、韓国政府は昨年に続き今年も決議案「共同提案国」に名を連ねなかった。

 

国連総会第3委員会は同日、米ニューヨーク国連本部で北朝鮮人権決議案を議場の総意(コンセンサス方式)により投票なしで採択した。今回の決議案には、米国、日本、ドイツ、フランス、カナダなど58ヵ国が共同提案国に加わった。

韓国は2008~18まで提案国に参加したが、昨年と今年は加わらなかった。外交部当局者は電話取材に対して、「韓半島情勢など諸般の状況を総合的に考慮した」とだけ明らかにした。

国連は決議案で、「長く組織的に強行されている北朝鮮政権の人権侵害に強い懸念」を表明し、人権と自由の尊重、政治犯の無条件の釈放などを北朝鮮に求めた。9月末、西海(ソヘ・黄海)で韓国公務員が北朝鮮軍に射殺された事件は決議案に具体的に触れられなかった。ただし決議案は、「北朝鮮政府の新型コロナウイルス対応は国際人権法と国連安全保障理事会決議に従わなければならない」と強調した。


兪載東 jarrett@donga.com · 崔智善 aurinko@donga.com