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国政監査場に鳴り響いた羅勲児の「テス兄さん…」、笑い飛ばした金賢美

国政監査場に鳴り響いた羅勲児の「テス兄さん…」、笑い飛ばした金賢美

Posted October. 17, 2020 08:25,   

Updated October. 17, 2020 08:25

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「あ!テス兄さん、世の中はなぜこんなにつらい」

16日、政府世宗(セジョン)庁舎で開かれた国土交通部(国土部)の国政監査で、歌手羅勲児(ナ・フナ)の「テス兄さん」の歌が流れた。最近、ピークに達した伝貰(借り手は、家賃を払う代わりに、契約時に住宅価格の5~8割程度の伝貰金を貸し手に払う。伝貰金は、契約終了時に借り手に全額返還される)難を巡って、政府の不動産政策に向けた野党の批判が激しい状況でのことだった。

最大野党「国民の力」の宋錫俊(ソン・ソクジュン)議員は、金賢美(キム・ヒョンミ)国土部長官に向かって、「テス兄さんの歌詞が、韓国国民を慰める心を切々と含んでいる。聞いてみて、国民の心を読んでほしい」と歌を流した。

金長官は突然流された歌に、マスクをつけたまま頭を下げて笑いを見せた。宋議員は、公認仲介士たちの声を盛り込んだとしながら、「伝貰物件が実質的にゼロだ」(ソウル大峙洞銀馬マンション)、「ここも同様に物件がない」(慶南昌原市)などの映像を見せた。宋議員は、「ソウルはもちろん、地方まで上昇しなかったところがないのが大韓民国の現実だ」とし、「大衆歌謡には、国民の時代精神と情緒が含まれている。国民が厳しい時に痛みを解決するのが政府の役割だが、政府の住宅政策で国民の生活が厳しくなり、つらくなった」と叱責した。

同日、金長官の笑いを巡って、不動産コミュニティなどでは、「市場を壊しておいて笑いが出るのか」、「高騰した住宅価格に、私は毎日泣きたい気持ちだが、長官は笑っているなんて」、「本当にこの世はなぜこうか」などの批判が相次いだ。


チョン・スング記者 soon9@donga.com