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バーバリーのプレコレクション「ルックブック」のモデルにスタッフを起用

バーバリーのプレコレクション「ルックブック」のモデルにスタッフを起用

Posted August. 06, 2020 10:04,   

Updated August. 06, 2020 10:04

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バーバリーは最近、2021年の春夏プレコレクション用ルックブック(look book・ファッション関連製品情報を盛り込んだ冊子)の制作を控えて、会社の内部からモデルの申請を受け付けた。チェック、アイコニック・スプライトなど、バーバリーの古典的遺産を現代的に再解釈した今回のコレクションの特徴を最大限化するために、華やかなショーの裏側に隠されていたスタッフを前面に打ち出すことにしたのだ。デザイン部門だけでなく、財政、小売、購入など、分野を問わず、各分野の勤務者が挙って志願した。

選ばれた人たちは、新しいシーズンのコレクションを着た後、実際に自分が住んでいる家の前で写真を撮った。プロモデルのように完璧ではないが、性別や年齢、体型が様々な従業員が実際の居住地の前で撮った写真は、自然さと個性がにじみ出て目を引いた。

バーバリーのクリエイティブディレクター・リカルド・ティッシは、「バーバリーの固有の個性だけでなく、『バーバリーコミュニティ』を代表する人材を同時に披露できた、なおさら誇らしいコレクションだ」と語った。

新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)でオフライン・ファッションショーが開かれなかったので、このようにファッションメーカーが自社の従業員を前面に出した独特のルックブックとデジタルショーで新製品を公開している。ランウェイでの僅か1、2秒でプロのモデルが完全に着こなし、着けこなして新製品を披露していた以前とは同じ方法をとることが難しくなり、デザイナーやブランドの個性を最大限生かすストーリーテリングがはるかに重要になったからだ。

このように、ファッション会社のスタッフは、単に従業員ではなく、そのブランドの多様性と個性をより一層如実に示す通路として注目される傾向にある。

デザイナー・アレッサンドロ・ミケーレが率いるグッチも、最近、デザイナーたちが直接新製品を身に着けてモデルのように登場して話題を集めた。先月「ミラノデジタルファッションウィーク」期間中にグッチのホームページと公式ソーシャルネットワークサービス(SNS)チャンネルに公開した「エピローグコレクション」では、男女の既製服デザイナーやハンドバッグ、子供服、アクセサリーデザイナーなど、各分野のデザイナーが新製品を着こなした姿を公開した。机の上に付箋を付けるように、デザイナーの着装カットを画面に貼り付けるユニークな方法も目をひきつけた。新型コロナ時代を打開しようとするデザイナーたちの努力で、伝統的なファッション公式がもう一度崩れた。


パク・ソンヒ記者 teller@donga.com