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「核爆弾の爆発かと思った」ベイルートで大爆発し100人死亡、4000人負傷

「核爆弾の爆発かと思った」ベイルートで大爆発し100人死亡、4000人負傷

Posted August. 06, 2020 10:09,   

Updated August. 06, 2020 10:09

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中東レバノンの首都ベイルートで4日(現地時間)、大規模な爆発事件が起きて少なくとも100人が死亡し、4000人が負傷した。レバノン当局は、事故の可能性に重きを置いているが、ドナルド・トランプ米大統領は「恐ろしい攻撃だ」とテロの可能性を提起した。

BBCなどによると、同日午後6時ごろ、ベイルートの港で二度の爆発音とともに強い揺れと炎が起こった。ソーシャルメディアに投稿された事故当時の映像を見ると、港一帯で白い煙が上がってから強い爆発と共に、原子爆弾を連想させるキノコ雲が立ち上がり、衝撃波と熱気が広がって近くの建物が崩壊し、車両が破損した。市民が悲鳴を上げて避難したことで、ベイルート市内では阿鼻叫喚に変わった。CNNは、「爆発現場から240キロ離れた島キプロスでも爆発が感じられた」と伝えた。

爆発の原因は確認されなかった。レバノンのハッサン・ディアブ首相は同日、「爆発が起きたベイルート港の倉庫には、約2750トンの硝酸アンモニウムが何の安全対策もなしに6年間保管されていた」と事故の可能性に重きを置いた。一部では、レバノンのシーア派武装勢力・ヒズボラ背後説、ヒズボラと対立関係のイスラエルの攻撃説などが持ち上がっている。イスラエルとヒズボラは共に関連性を否定した。外交部は韓国人の被害は確認されなかったと明らかにした。


林賢錫 lhs@donga.com