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「膝つき抗議」の元アメフト選手を軍犬の標的にしたネイビーシールズ

「膝つき抗議」の元アメフト選手を軍犬の標的にしたネイビーシールズ

Posted August. 05, 2020 08:53,   

Updated August. 05, 2020 08:53

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昨年、米海軍特殊部隊ネイビーシールズの行事で、軍犬が人種差別への「膝つき抗議」運動を主導したコリン・キャパニック元NFLのアメリカンフットボール選手の代役を攻撃したことが明らかになり、論議を呼んでいる。

CNNによると、2日、米主要ソーシャルメディアに、フロリダ州フォートピアースにある「シールズ博物館」が慈善基金の募金行事の一環で、テロ容疑者を制圧する映像が登場した。この映像で、テロ容疑者はキャパニック氏が過去、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ時代に着た赤い7番のユニホームを着ていた。そして、4頭の大型の軍犬がキャパニック氏の代役に向かって突進する。地面に倒れた代役が「起きなければならない」と言うと、観客が笑う。論議が起こり、映像は削除された。

白人の母親と黒人の父親の間に生まれたキャパニック氏は、2016年に有色人種差別に反発し、競技開始前、国歌演奏の時、起立する代わりにひざまずいて抗議した。トランプ大統領は、「反愛国主義的だ。自分に合った国を探せ」と非難した。キャパニック氏は2017年、どのチームからも指名も受けず、NFLを去り、現在は人権運動家として活動している。

 

ネイビーシールズは2日、「映像の不適切なメッセージは海軍の価値と精神に完全に反する。この問題を調査している」と明らかにした。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com