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UAEのバラカ原発第1号機が試運転に成功

UAEのバラカ原発第1号機が試運転に成功

Posted August. 03, 2020 08:36,   

Updated August. 03, 2020 08:36

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韓国の初の海外輸出原子力発電所であるアラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発第1号機が運転を開始した。UAE初の原子力発電所であるだけに、現地の関係者たちも「快挙」と高く評価している。

アラブ首長国連邦・原子力公社(ENEC)は1日(現地時間)、韓国電力などと包括的試験プログラムを経た後、最初の試運転に成功したと公式発表した。さらに、「原子炉が熱を生産して蒸気を発生させ、蒸気でタービンを回して発電した」とし、「UAEの電力網に原発第1号機が繋がるだろう」と明らかにした。

UAEのムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首相は同日、自身のツイッターに「原発第1号機が試運転に入った」とし、「目標は原発4基をすべて稼働して、UAEが必要な電力の25%を安全かつ安定的に供給することだ」と感心を表わした。

バラカ原発事業は、韓国型新原発(APR1400)4基をUAEアブダビ近くのバラカ地域に建設するプロジェクトだ。韓国電力コンソーシアムが、2009年12月にこの事業を受注した。契約金額は186億ドル(約22兆ウォン)に達する。

ムハンマド・イブラヒム・アルハマディENEC社長は同日の声明で、「今日はUAEの歴史において記念碑的な日だ」と祝った。また「このような成果があるまで、UAE政府関係者と韓国のパートナーの努力に感謝する」と述べた。

韓国電力も同日、バラカ第1号機が初臨界に成功したと発表した。臨界とは、原子炉内で核分裂連鎖反応が一定に維持されることで、原子炉が安全に運営されており、試験運転が成功的だったことを意味する。バラカ第1号機は試験運転を終えた後、早ければ年内に商業運転に入る計画だ。


林賢錫 lhs@donga.com