Go to contents

日本の防衛白書、今年も「独島領有権」と主張 2005年以降16年連続

日本の防衛白書、今年も「独島領有権」と主張 2005年以降16年連続

Posted July. 15, 2020 08:10,   

Updated July. 15, 2020 08:10

한국어

日本政府が、独島(ドクト、日本名・竹島)領有権を主張する2020年版の防衛白書「日本の防衛」を14日、閣議決定した。独島挑発は2005年以降16年間繰り返されている。今年の白書には、北朝鮮が核ミサイルで日本を攻撃する能力を保有しているという内容が初めて含まれた。

白書は、「わが国固有の領土である北方領土と竹島の領土問題が依然として未解決のまま存在している」と強調した。主権侵害の対応措置については、「日本領空侵犯のおそれがある航空機に向け戦闘機などを緊急発進する」と主張した。有事の際、独島上空に自衛隊の戦闘機を出動させる可能性を示唆したもので、昨年の白書で初めて記述した内容を今年も入れた。

 

また、北朝鮮については、「核兵器の小型化・弾頭化を実現し、弾道ミサイルに搭載して日本を攻撃する能力を既に保有しているとみられる」と明示した。昨年の白書では「北朝鮮は核兵器の小型化・弾頭化の実現に達したとみられる」と記述したが、今回は現実的な脅威という点を強調したのだ。白書は、北朝鮮が「弾頭の大気圏再突入」技術を確保したとみられるとも指摘した。日本が北朝鮮の軍事的脅威を強調したのは、「敵の基地攻撃能力」保有に向けた大義名分づくりと分析されている。

外交部は同日、在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使を呼んで抗議し、国防部も松本喬防衛駐在官を呼んで強く抗議した。金仁チョル(キム・インチョル)外交部報道官は論評を通じて、「独島に対して不当な領有権主張を繰り返したことに強く抗議し、直ちに撤回を求める」と明らかにした。


崔智善 aurinko@donga.com