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韓国軍初の専用通信衛星「アナシス2号」、14日に打ち上げ

韓国軍初の専用通信衛星「アナシス2号」、14日に打ち上げ

Posted July. 14, 2020 08:34,   

Updated July. 14, 2020 08:34

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韓国軍初の専用通信衛星「アナシス2号」が14日(現地時間)、スペースXの「ファルコン9」ロケットに搭載されて打ち上げられる。

 

宇宙関連メディア「スペース・ドットコム」や外信などによると、アナシス2号は14日午後5~9時(韓国時間15日午前6~10時)、フロリダ州ケープカナベラルの宇宙ロケット打ち上げ基地で、ファルコン9に搭載されて打ち上げられる予定だ。アナシス2号は先月、大型輸送機で現地に搬送され、装備点検などを受けた。アナシス2号は打ち上げ後、静止軌道(約3万6千キロ上空)に無事に到着した後、本格的に任務に入る。軍は2014年、F-35Aステルス戦闘機40機の導入を条件に製造会社ロッキード・マーティンから軍通信衛星1基の提供を受ける契約を交わした。

 

アナシス2号には、敵の電波かく乱(ジャミング)に影響を受けず、音声、文字、映像などを暗号化して伝送する先端通信システムが装備されている。現在、民軍兼用衛星として活用中のムグンファ5号は、電波かく乱攻撃に脆弱で、有事に軍作戦が制約を受ける恐れがあると指摘されてきた。軍関係者は、「軍専用衛星は、戦時作戦統制権の返還のための核心戦力」とし、「アナシス2号が本格的に稼動すれば、韓国軍の単独作戦遂行能力が大いに向上するものと期待される」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com