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新型コロナ、世界の感染者が1000万人超える

新型コロナ、世界の感染者が1000万人超える

Posted June. 29, 2020 08:15,   

Updated June. 29, 2020 08:15

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世界の新型コロナウイルスの感染者が28日で1000万人を超えた。昨年12月31日に中国が世界保健機関(WHO)に発生を報告して約6ヵ月が経った。

国際統計サイト「ワールドメーター」によると、28日午後2時(韓国時間)、新型コロナウイルスの感染者は1008万6926人。4月2日100万人、5月20日500万人、6月22日900万人とパンデミック(大流行)の速度はますます速くなっている。特に、最近の国内の感染拡大の傾向をみると、早くとも秋になると予想していた「第2波」が早まるムードだ。

米国の場合、27日(現地時間)の新規感染者は4万3581人。新型コロナウイルス発生以降後、最も多く、3日連続最高値を更新している。累計感染者は259万6770人。外出禁止措置の早期緩和が再拡大につながったと指摘されている。ブラジル(感染者約132万人)とインド(約53万人)でも新規感染者が最高値を記録している。初期の大流行の中心だった欧州とアジアでも危険が広がっている。

国内の新規感染者は増減を繰り返している。しかし、最近の推移は第2波に進む危険信号であることは明確だ。28日午前0時基準の新規感染者は62人。8日ぶりに60人を超えた。普通、週末には検査数の減少で感染者が減ることを考慮すると異例の数値だ。首都圏と大田(テジョン)・忠清(チュンチョン)圏で広がった市中感染は、全羅北道(チョンラプクト)に続き光州(クァンジュ)・全羅南道(チョンラナムド)に広がり、週末だけで7人が陽性判定を受けた。全羅南道の市中感染は89日ぶり。感染者全て感染経路が把握されていない。首都圏では、ソウル冠岳区(クァンアクク)のワンソン教会や京畿道安陽市(キョンギド・アンヤンシ)の主栄光教会、水原市(スウォンシ)中央浸礼教会などの宗教施設を中心に感染が広がっている。この2週間で経路不明感染者の割合は11.3%まで上昇した。

丁世均(チョン・セギュン)首相は同日、中央災害安全対策本部の会議で、「今年前半、新型コロナウイルスとの戦いに総力を尽くしてきた」とし、「政府は後追いの防疫ではなく、先制的に対応する態勢を整えるよう心機一転する」と強調した。

世界の新型コロナウイルスの死者は28日、50万人を超えた。パンデミックが宣言された香港インフルエンザ(1968年)と新型インフルエンザ(2009年)の死者は、それぞれ100万人と20万人。1918年のスペイン風邪は2千万~5千万人が死亡したとされる。


イ・ミジ記者 ク・ガイン記者 image@donga.com