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米国防総省、「北朝鮮、米本土への直接の脅威に進化」

米国防総省、「北朝鮮、米本土への直接の脅威に進化」

Posted November. 09, 2019 08:35,   

Updated November. 09, 2019 08:35

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米国防総省が来年度の最優先課題をまとめた報告書で、北朝鮮を中国、ロシア、イランと共に主要な脅威に挙げた。特に、「北朝鮮の脅威が東アジアを越えて米本土への潜在的で直接的な脅威に進化している」と懸念を示した。

国防総省は7日(現地時間)、報告書「2020会計年度国防総省最優先運営課題」で、10の課題の中で最初に「中国、ロシア、イラン、北朝鮮への対応」を挙げた。北朝鮮については、「弾道ミサイルおよび核兵器技術の追求が米国と同盟に脅威を与えている」とし、北朝鮮の兵器能力の増強が東アジアでの脅威を越えて米本土に対する潜在的で直接的な脅威に進化したと診断した。

北朝鮮が今年6月を基準に20~30個の核弾頭を保有し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発などを含め活発に兵器を拡大していると指摘した。また、北朝鮮が国際制裁を避けて不法な利益を得ており、サイバー攻撃などが北朝鮮の外貨稼ぎの主な手段になっていると付け加えた。

国防総省は、今月中旬に予定された韓米合同空軍演習は従来の「ビジラントエース」より縮小した範囲で実施されると明らかにした。昨年と同様、ビジラントエースという名前を使わず、規模も縮小する方式で実施されるということだ。

ウィリアム・バーン合同参謀副参謀長は同日、記者会見で、「兵力と戦闘機の数を具体的に明らかにしないが、ビジラントエース演習より縮小した範囲」とし、「ただし、この演習は態勢を保証する韓国と米国空軍の条件は満たすだろう」と説明した。また、「最も重要なことは、今夜にも戦うことができる態勢を維持することだ」とし、「1年前、私たちは(米朝交渉など)韓半島の環境に基づいて(ビジラントエース)演習を中止したが、今年は合同演習を実施する」と確認した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com