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SKハイニックス、半導体生産の重要原料「ネオンガス」の国産化に成功

SKハイニックス、半導体生産の重要原料「ネオンガス」の国産化に成功

Posted October. 06, 2022 08:41,   

Updated October. 06, 2022 08:41

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SKハイニックスは、韓国国内業界では初めて半導体生産工程の必須原料であるネオンガスの国産化に成功した。全量輸入に依存してきたネオンガスは、ロシア・ウクライナの戦争後、価格が高騰し、供給不安が続いてきた。

SKハイニックスは5日、今年4月にネオンガスの初の国産化に成功後、現在の工程導入の割合を40%まで拡大したと明らかにした。不安定な国際情勢にも安定的にネオンを需給しているのはもちろん、コストも大幅に削減したという説明だ。SKハイニックスは2024年まで、ネオンの国産化の割合を100%まで高める計画だ。

ネオンは、半導体の露光工程に使われるガスの主材料で、空気中に0.00182%しか存在しない希少資源だ。これまで国内半導体業界では、ネオンを全量輸入してきた。特に戦争が発生したウクライナ(23.0%・昨年基準)とロシア(5.3%)からの輸入の割合が高かった。グローバル市場でのネオン価格は、両国間の戦争以来、10倍も高騰し、現在まで不安定な状況が続いている。

SKハイニックスは、半導体用ガス製造企業のTEMCやポスコと協力して、ネオンを韓国内で生産する方法を模索してきた。空気中のネオンを採取するためには、大規模な空気分離装置が必要で、初期投資費用が多く発生する。3社は、既存の設備を活用してコストを削減しながらも、ネオンを確保できる技術を開発した。国産ネオンは現在、ポスコで生産後、TEMCでの加工を経て、最優先にSKハイニックスに供給されている。


郭道英 now@donga.com