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尹大統領「中国の台湾攻撃時は北朝鮮も挑発する可能性、対北対応が最優先課題」 CNN会見で見解示す

尹大統領「中国の台湾攻撃時は北朝鮮も挑発する可能性、対北対応が最優先課題」 CNN会見で見解示す

Posted September. 27, 2022 08:26,   

Updated September. 27, 2022 08:26

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は25日(現地時間)、「中国が台湾を攻撃すれば、北朝鮮も挑発する可能性が非常に高い」とし、「大韓民国では強力な韓米同盟を土台に北朝鮮の挑発に対応することが最優先の課題」と述べた。北朝鮮の挑発が懸念されるとして、韓国が台湾防衛を支援しなければならないという米国の一部の要請に線を引いたものとみられる。

尹大統領は同日、米CNNとのインタビューで、「台湾問題と対中国政策については、いつ誰にどんな状況で質問を受けても答えは変わらず一貫している」とし、このように述べた。そして、「(米国としては)韓半島の平和・安定と台湾海峡での航行の自由のどちらが優先するかを選ぶことは容易ではないだろう」としながらも、「両方とも米国が守らなければならない価値ではないかと考える」と述べた。また、「少なくとも大韓民国の立場では当然、北朝鮮の核の脅威が最も深刻だ」と強調した。北朝鮮に対応するために台湾を直接支援することは難しいということを迂回的に強調したものとみられる。

しかし、バイデン政権は、ハリス副大統領の26~29日のアジアの歴訪を機に、日本だけでなく韓国とも台湾問題の協議に乗り出すことを予告した。バイデン政権の関係者は24日、ハリス氏と尹大統領の29日に予定された会談について、「北朝鮮の脅威および台湾海峡の平和と安定の重要性を議論するだろう」と述べた。また、「台湾への米国のアプローチの一つは同盟国と共にすること」と強調した。

バイデン氏が中国の台湾侵攻時に「米軍が防衛する」と明らかにし、米国では韓国が台湾防衛に貢献しなければならないという声が起きている。ポール・ラカメラ在韓米軍司令官兼国連軍司令官は19日、台湾が侵攻された時、韓国の軍事的支援の必要性について、「同意しないわけではないが、韓国が自ら決定しなければならない」と述べた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com