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大学生の図書貸出が4年間で半減、背景に電子書籍を好む傾向も

大学生の図書貸出が4年間で半減、背景に電子書籍を好む傾向も

Posted September. 26, 2022 08:47,   

Updated September. 26, 2022 08:47

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昨年、全国主要国立大学の学生たちの1人当りの図書貸出冊数は、4年ぶりに半分水準に減少したことが分かった。電子書籍を好む学生が多くなったうえ、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで図書館の利用が減ったためと分析される。

25日、国会教育委員会所属の無所属の閔炯培(ミン・ヒョンベ)議員が、全国10地域の拠点国立大学から提出を受けた「在学生の図書貸出現状」の資料によると、昨年、これら学校の学生1人当りの貸出冊数は3.25冊と集計された。これは2017年の6.35冊に比べて、3.1冊(48.8%)減少したものだ。10大学の学生1人当りの貸出冊数は、2018年は5.76冊、2019年は5.41冊に続き、新型コロナが広がった2020年は3.36冊まで減った。今年は8月末まで、1人当たり2.44冊を貸し出した。

全体大学に広げてみても、図書貸出は減少傾向にある。今年2月、教育部と韓国教育学術情報院(KERIS)が発表した「2021年の大学図書館の実態調査の結果分析」と題した資料によると、2020学年度の全国大学生1人当りの図書貸出冊数は2.3冊で、2017学年度の4.6冊の半分に止まった。KERISは、「電子書籍のコンテンツが多様化し、利用率が高まっている」とし、「紙の本より、情報をより早く得られる多様なメディアを好む学生も増えた」と分析した。


朴星民 min@donga.com