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孫興民と黄喜燦がイングランドで3度目の対決、今季初ゴールにも注目

孫興民と黄喜燦がイングランドで3度目の対決、今季初ゴールにも注目

Posted August. 20, 2022 08:45,   

Updated August. 20, 2022 08:45

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イングランド・プレミアリーグで活躍している孫興民(ソン・フンミン=30、トッテナム・ホットスパー)と黄喜燦(ファン・ヒチャン=26、ウルバーハンプトン)が初対決を繰り広げる。トッテナムとウルヴァーハンプトンは20日午後8時30分(韓国時間)、ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで今季プレミアリグ第3節を行う。

イングランド舞台で3度目の対決だ。黄喜燦がイングランドに進出してから二人はEFLカップとプレミアリーグでそれぞれ1度ずつ対決した。まだ二人とも得点に絡んだ活躍はなかった。

2試合でそれぞれ1アシストを記録している二人にとって、いま最も切実なのは今季初ゴールだ。まず、2021~2022シーズンに23ゴールでアジア選手初のプレミアリーグ得点王に輝いた孫興民は、この2試合でチームが6ゴールを決める間、1ゴールも入れられなかった。今季を控えて英国のベッティング業者が発表した得点王ライバルトップ5に孫興民は名前を載せたが、この時トップ5に名前を載せた選手の中で孫興民だけがゴールがない。エリン・ホラン(マンチェスターシティ)が2ゴールを決め、昨季共同得点王モハメド・サラー(リバプール)、ポルトガルのプリメイラ・リーガ得点王出身のダルウィン・ヌニェス(リバプール)、孫興民の相棒ハリー・ケイン(トッテナム)らが1ゴールずつを決めた。

オフシーズン中にトットナムがFWリシャルリソンなど大挙6人を獲得し、攻撃のオプションも多様化した。また、昨シーズンの得点王に向けた相手守備の牽制も激しくなった。孫興民としては、自身を取り巻く内外の変化に早く適応する必要がある。

黄喜燦は昨シーズンにプレミアリーグでプレーした韓国選手ではデビューシーズンに最多となる5ゴールを決めた。しかし、昨シーズンのアーセナル戦(今年2月25日)でゴールを決めて以来、今季までのリーグ戦15試合で得点がないのは気になる。開幕2試合で1ゴールにとどまったウルバーハンプトンは9日にバレンシア(スペイン)からゴンサロ・ゲデスを、18日にはスポルティング(ポルトガル)からマテウス・ヌネスを獲得した。中央とサイドを消化できる攻撃要員のゲデスは、黄喜燦の内部競争相手になる。主力争いで最も有効なのはゴールだ。

チェルシーは15日のトッテナム戦で孫興民に向けて人種差別行為をしたサポーターに対する強い措置を予告した。チェルシーは19日、ホームページに掲載した声明を通じ、「我々はあらゆる形の差別を嫌悪している。そのような行動はチェルシーと我が地域社会では立つ瀬がない」と批判した。その上で、「これまで差別的な行動に無寛容の原則を表明してきたが、自らサポーターを名乗る『バカども(idiots)』が選手団とクラブを恥ずかしくさせている。現在、事件を調べている。特定されれば、我々は最も強い措置を取る」と明らかにした。2年前、マンチェスター・シティはラヒーム・スターリング(チェルシー)に人種差別的な暴言を吐いたサポーターに競技場への入場を永久に禁止する措置を下した例がある。


金培中 wanted@donga.com