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「ウリビョル」研究チーム27人がKAISTに30億ウォン寄付

「ウリビョル」研究チーム27人がKAISTに30億ウォン寄付

Posted August. 19, 2022 09:14,   

Updated August. 19, 2022 09:14

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セトレックアイのパク・ソンドン元議長など、KAIST人工衛星研究所出身の研究者27人が、KAISTに30億ウォンを寄付した。韓国初の人工衛星「ウリビョル1号」の打ち上げ30周年(11日)を迎えて寄付したもので、寄付金は、宇宙分野の革新的かつ創意的な技術研究のために使われる予定だ。

KAISTは18日、産学研の各界で活動しているKAIST人工衛星研究所出身の27人が、30億ウォンの発展基金を寄付約定したと明らかにした。寄付金の名称は「ウリビョル衛星研究基金」だ。

研究所は、韓国の宇宙開発力量が初歩的水準だった1989年8月に設立された。設立直後、英国のサリー大学と国際共同研究協約を交わし、電気電子や物理学など多様な専攻背景を持つ学生たちを派遣し、衛星開発に着手した。宇宙分野の人材を育成し、衛星技術を伝授してもらい、早いスピードで基礎力量を上げるための戦略だった。

ウリビョル1号は、サリー大学から技術の伝授を受けて完成した韓国初の衛星だ。1992年8月11日に、南米ギアナのクル宇宙センターから打ち上げられ、韓国を世界22番目の衛星保有国として位置づけた。研究所は、韓国の人工衛星の研究と開発の産婆の役割を果たしてきたと評価されている。ウリビョル第2号と第3号、科学技術衛星シリーズ5基、次世代小型衛星1基なども打ち上げた。

今回の寄付者名簿には、パク元議長の他、米コーネル大学医学部のキム・ソンホン教授、慶熙(キョンヒ)大学宇宙科学科のソン・ジョンホ教授、KTサットのチェ・ギョンイル最高技術経営者(CTO)などが名前を連ねた。研究所が、海外宇宙技術の先進大学に派遣した留学生出身だ。彼らは、「KAISTに感謝する気持ちと社会から受けた恩恵に応えるために寄付を決めた」と明らかにした。


コ・ジェウォン東亜サイエンス記者 jawon1212@donga.com