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韓電の上半期の赤字が14兆ウォン、年末まで30兆ウォンに迫る勢い

韓電の上半期の赤字が14兆ウォン、年末まで30兆ウォンに迫る勢い

Posted August. 13, 2022 09:19,   

Updated August. 13, 2022 09:19

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韓国電力公社(韓電)は、今年上半期(1~6月)に14兆ウォンを超える営業赤字を出した。史上最大だった昨年1年間の赤字の2.5倍の規模だ。年間30兆ウォンの赤字が現実化する可能性もさらに高くなったという診断が出ている。

12日、韓電によると、今年上半期の営業損失(暫定値・連結基準)は14兆3033億ウォンと集計された。第2四半期(4~6月)の赤字だけで6兆5163億ウォンで、3ヵ月間の赤字が2021年の年間赤字規模(5兆8601億ウォン)を上回っている。液化天然ガス(LNG)や石炭などの燃料価格と、韓電が発電会社から買い入れる電力購入費が同時に急増したことによる結果だ。

第1四半期(1~3月)の7兆ウォン台の赤字に続き、第2四半期も大幅な赤字を出した韓電は、電気料金の追加引き上げを要求している。政府は6%を超える現在の物価上昇率を考慮し、電気料金の引き上げは最小限に止める方針だが、韓電の天文学的な不良をこれ以上放置してはならないという意見も持ち上がっている。電力生産コストに合わせて電気料金を現実化しなければならないという。

夏場の電力需要が急増した上、エネルギー価格が依然として高止まりしており、韓電は下半期(7~12月)も兆単位の赤字が続くとみられる。ソウル科学技術大学エネルギー政策学科の劉昇勳(ユ・スンフン)教授は、「下半期に暖房需要まで加われば、LNG価格はさらに上がるだろう」とし、「下半期の赤字幅は、上半期より大きくなりかねない」と話した。


朴熙昌 ramblas@donga.com