Go to contents

駐中韓国大使館、中国のTHAAD「3不」維持要求に「約束ではない」と反駁

駐中韓国大使館、中国のTHAAD「3不」維持要求に「約束ではない」と反駁

Posted August. 06, 2022 09:27,   

Updated August. 06, 2022 09:27

한국어

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の「THAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)3不」の約束を継承しなければならないという中国外務省の主張に対して、駐中国韓国大使館関係者が「約束ではない」と反論した。

匿名を求めた同関係者は5日、北京で記者団の取材に応じ、中国のTHAAD「3不」政策維持の要請と関連して、「すでに前(文在寅)政権でも、交渉首席代表と政府報道官がTHAAD『3不』は約束ではないと明らかにした」と述べた。

中国外務省の趙立堅報道官は先月27日、定例会見で、「新たな官吏(指導者)は、過去の帳簿に背を向けることはできない。いかなる国も対外政策の基本的連続性と安定性を維持しなければならない」とし、THAAD「3不」政策の維持を求めた。

同関係者はこれに対しても、「新政権が扱わなければならない昔の帳簿が存在するのか問い得る」と指摘した。趙氏が言及した「過去の帳簿」存在自体を否定することで、THAAD「3不」が尹政権が守らなければならない約束や合意ではないと強調したのだ。

THAAD「3不」は、韓国政府がTHAADを追加配備せず、米ミサイル防衛(MD)システムに参加せず、韓米日3国軍事同盟を結ばないという内容だ。在韓米軍のTHAAD配備に対して中国が「限韓令(韓流制限令)」で報復して圧力をかけたことを受け、2017年10月に文政権が明らかにした。


金祺容 kky@donga.com