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ウリィ銀行、「高すぎ」と批判浴びた住宅ローン最高金利を6%台に引き下げ

ウリィ銀行、「高すぎ」と批判浴びた住宅ローン最高金利を6%台に引き下げ

Posted June. 25, 2022 09:13,   

Updated June. 25, 2022 09:13

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ウリィ銀行が、年7%を超えていた住宅ローンの最高金利を再び6%台に下げた。政界と金融当局が声をそろえて銀行圏の過度な金利商売を批判すると、各銀行が貸出金利を相次いで引き下げるものと分析される。

24日、金融界によると、ウリィ銀行は住宅ローンの固定金利(混合型)を年利5.48~7.16%から5.47~6.26%に見直した。金利の上段が1日で0.9%ポイント下落した。5年ごとに金利が変わる変動型住宅ローンの金利(4.85~5.84%)も、前日より上段が1.3%低くなった。

ウリィ銀行のこのような措置で、今月中旬に年7%台を突破した都市銀行の住宅ローンの最高金利は、再び6%台に戻った。24日現在、KB国民(クンミン)や新韓(シンハン)、ハナ、ウリの4大都市銀行の住宅ローンの固定金利は、年4.64~6.515%水準となっている。

ウリィ銀行は、格付けの低い顧客に適用していた金利を見直し、最高金利を下げた。ウリィ銀行の関係者は、「格付けが1~8等の級顧客にのみ適用していた加減調整金利を、9~10等級の顧客にも拡大し、該当調整幅だけ金利の上段が下がった」と説明した。銀行の貸出金利は、市場指標金利に加算金利を加え、加減調整金利を差し引いて算出する。ただ、格付けの低い顧客向けの金利のみ調整され、ウリィ銀行の顧客の大半を占める格付けが中間や高い顧客の体感は大きくないものと見られる。

ネット銀行のKバンクは21日、マンション担保ローンとチョンセ(住宅保証金)資金の融資金利を最大0.41%ポイント引き下げた。NH農協銀行も、24日からチョンセ融資の優遇金利を0.1%ポイント引き上げ、金利を下げた。国民や新韓など、他の銀行も貸出金利の見直しを検討している。

最近、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と李卜鉉(イ・ボクヒョン)金融監督院長に続き、政界が相次いで銀行業界の過度な金利商売について指摘し、事実上融資金利の引き下げを圧迫したことによるものだ。李院長は20日、銀行の頭取らとの懇談会で、「金利上昇期に、銀行の過度な利益追求に対する批判が高まっている。金利を合理的に運営する必要がある」と指摘した。与党「国民の力」の權性東(クォン・ソンドン)院内代表は23日、「都市銀行の過度な暴利に対する批判が続いてきた。市場の自律性を損なわない中で、一緒に苦痛分担をしなければならない」と話した。


シン・ジファン記者 jhshin93@donga.com