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GPSの誤差を大幅に減らす韓国初の航空衛星、23日午前に打ち上げ

GPSの誤差を大幅に減らす韓国初の航空衛星、23日午前に打ち上げ

Posted June. 23, 2022 09:08,   

Updated June. 23, 2022 09:08

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韓国全域に精密な位置情報サービスを提供するための最初の航空衛星が、23日(韓国時間)打ち上げられる。打ち上げ成功時は、韓国型航空衛星サービス(KASS)が来年本格的に運営される。

国土交通部(国土部)は22日、フランス領ギアナのクルー宇宙センターで韓国時間の23日午前6時3分頃、航空衛星の第1号機が打ち上げられると明らかにした。軌道の安定に成功すれば、信号試験などを経て、2023年から韓国型航空衛星サービスを本格的に開始するものとみられる。韓国型航空衛星サービスは、電離層(地表から50~1000キロ高度の大気で電波を吸収、反射)を通過して発生する衛星位置確認システム(GPS)の誤差を、航空衛星で既存の15~33メートルから1~1.6メートルまでに画期的に減らすことができるシステムだ。世界で7番目に国際民間航空機関(ICAO)に公式登録されたシステムだ。韓国の上空に浮かんでいる衛星で、24時間全国の誰でも無料で信号を利用できる。

元喜龍(ウォン・ヒリョン)国土部長官は、「自動運転や都心航空交通(UAM)を含む位置基盤サービス産業により精密な位置情報を提供し、新しい技術発展と働き口を創出する契機になるだろう」と述べた。


イ・セセム記者 チョン・スング記者 soon9@donga.com · iamsam@donga.com