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車の内部が「オンドル部屋」に変身、現代自が新コンセプト車を公開

車の内部が「オンドル部屋」に変身、現代自が新コンセプト車を公開

Posted May. 16, 2022 09:03,   

Updated May. 16, 2022 09:03

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「帰宅途中に、オンドル部屋のような自動運転車の中で本を読んだり寝たりしながら移動する日が来るだろうか?」

このような甘い想像をモチーフにした現代(ヒョンデ)自動車グループのモビリティコンセプトカーが、15日公開された。現代自動車グループは、特殊なシート構造とオンドル特有の熱伝導方法を活用した「モビリティオンドル」を、自社の技術専門ホームページ(HMGテック)を通じて紹介した。現代自動車グループは、このコンセプトカーに入る技術も、13日に特許出願したと明らかにした。

モビリティオンドルはまず、搭乗客が各自の便宜に応じて室内空間を自由に活用できるようにデザインした。現代自動車グループはこのため、△基本、△リラックス、△フルフラットなど、様々な姿勢を取ることができる「フルフラットシート」を採用した。

搭乗者は、足を少し曲げて座ったまま、折りたたみ式の机を広げて本を読んだり(リラックス)、足を伸ばして寝ることができる(フルフラット)。搭乗者間の疎通を重視し、前後の座席を互いに向かい合うように設計した。足場をスライディング収納空間の形にし、搭乗客は裸足で車内に入ることもできる。

現代自動車グループの関係者は、「ベッドモードを使う際は、シートベルト機能を兼ねる安全毛布をかぶり、寝られる形で構成した」とし、「枕や毛布を収納するスペースを設けるなど、搭乗者の利便性を高めるために多方面で考慮した」と説明した。

暖房システムは、オンドル暖房の熱伝導原理を活用した。電気自動車の運行時に発生するバッテリーの熱が、シートの下に敷かれたパイプを温めて温度を高める方法だ。モビリティオンドルの独特なシート構造とバッテリー熱を活用した暖房構造は、米国や日本、中国、欧州など、世界の主要国に特許出願した。

現代自動車グループは、「モビリティオンドルのバッテリーの残熱を活用した暖房構造と、車両床(フロア)を輻射熱原理を活用した発熱体で暖房する『輻射熱ウォーマー』技術を複合的に採用して、最適な暖房システムを完成する計画だ」と明らかにした。


金在亨 monami@donga.com