Go to contents

「独、同盟よりもプーチンを怒らせないことを最優先」 米紙報道

「独、同盟よりもプーチンを怒らせないことを最優先」 米紙報道

Posted January. 26, 2022 08:35,   

Updated January. 26, 2022 08:35

한국어

米国と北大西洋条約機構(NATO)が検討しているロシアに対する制裁に、ドイツが非協力的な態度を見せ、米国との不協和音が生じている。

 

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは23日(現地時間)、「ドイツは信頼できる米同盟国ではない」と題する社説で、「ドイツはロシアの利益を欧米側の利益よりも優先している。プーチン大統領を怒らせないことが、民主主義に支えられた同盟諸国の結束よりも重要なようにみえる」と批判した。

 

NATO加盟国のエストニアがドイツ製曲射砲のウクライナ供与の承認を要請したが、ドイツはこれを拒否した。米国が、ロシアから天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」の運転停止を求めたことに対しても、ドイツは措置を行っていない。

これは、ドイツが天然ガス供給の5割以上をロシアに依存しているためだ。ドイツ連邦統計局によると、ウクライナ侵攻の可能性が取り上げられた先月、ドイツのエネルギー価格は前年比69%上昇した。

 

欧州連合(EU)全体で見ても、天然ガス輸入量の4割をロシアに依存している。ジャーマン・マーシャル基金(GMF)のクリスティン・ベルジナ研究員は、「エネルギー問題がNATO同盟を押し倒すだろう」と分析した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com