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4.9%暴落後に0.6%上昇、「乱高下のナスダック」

4.9%暴落後に0.6%上昇、「乱高下のナスダック」

Posted January. 26, 2022 08:36,   

Updated January. 26, 2022 08:36

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24日(現地時間)、米ニューヨーク証券市場は取引中、一時5%近く暴落したが、再び持ち直し、ようやく上昇して取引を終える乱高下の様子を見せた。最近、米国をはじめグローバル証券市場は、2008年の金融危機並みの激しい不安定を見せている。戦争が差し迫ったウクライナ事態や早い金利引き上げを巡る懸念が、当面、金融市場を激しく揺るがしかねないという懸念が出ている。

同日、ニューヨーク証券市場でのダウ指数は、一時、1115ポイント急落したが、結局99.13ポイント(0.3%)高の34364.50で取引を終えた。ここ7営業日での初めての上昇となる。技術株中心のナスダック指数も、取引中に4.9%暴落後、午後に劇的に回復して0.6%上昇した状態で取引を終えた。

CNBC放送によると、ナスダック指数が取引中に、一時4%以上急落後、上昇の勢いで取引を終えたのは2008年のグローバル金融危機後初めてのことだ。ダウ指数も同様に、新型コロナウイルス感染症の大流行が本格化した2020年3月以降、最も揺れ幅が大きかった。

同日、投資家らは、25日と26日に予定されている米中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)の通貨政策会議で、予想より攻撃的な緊縮策が取られるとの懸念から、取引開始から株の投げ売りに乗り出した。戦雲が高まっているウクライナ事態も同様に、証券市場のパニックを招いた要因の一つだ。

午後に入り、証券市場は劇的な持ち直しに転じたものの、証券市場の不安な局面は当面続く可能性が高い。同日、金融市場でもウクライナ事態などの悪材料への恐怖から、安全資産への需要が大幅に増えた。10年満期の米国債金利は、21日の1.747%から同日は1.735%に下落(国債価格は上昇)した。

欧州証券市場も急落を免れなかった。24日、汎欧州指数のユーロストックス50は、前営業日の終値比4.14%安の4054.36を記録した。フランス証券市場は3.97%、ドイツは3.80%、ロシアは8.1%下落した。


兪載東 jarrett@donga.com