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英、半年ぶりに再びマスクを外して「ウィズコロナ」

英、半年ぶりに再びマスクを外して「ウィズコロナ」

Posted January. 21, 2022 09:03,   

Updated January. 21, 2022 09:03

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英国が半年ぶりに再びマスクを外し、ワクチンパス制度を撤廃するなどオミクロン株の感染拡大以前の「段階的日常回復(ウィズコロナ)」体制に戻る。

 

英紙ガーディアンなど外信によると、ジョンソン英首相は19日、オミクロン株の感染拡大で導入された行動規制を27日から全て撤廃すると明らかにした。ジョンソン氏は、「英国の60歳以上の人口の9割がワクチンのブースター接種(3回目接種)を終え、専門家も英国がオミクロン株の波はピークを過ぎたと見ている」とし、このような措置の背景を説明した。国際統計サイト「ワールドメーター」によると、英国の1日の新規感染者は、4日に21万8376人と最多を記録したが、18日には9万4225人に減少した。

英政府の「ウィズコロナ」復帰発表により、ワクチンパスは強制ではなく自律的に運営される。学校や公共の場所などでのマスク着用も法的に強制されない。ただし、屋内施設ではマスク着用を推奨する方針だ。介護施設のような特殊施設に対する具体的な緩和策も近く発表される予定だ。新型コロナウイルス感染者の自宅療養義務は当分の間は維持されるが、3月以降、撤廃される見通しだ。

一部の専門家たちは、新型コロナウイルスの入院患者が2万人を超える状況で、政府がこのように行動規制を撤廃する場合、急速な感染拡大につながる恐れがあるとし、「あまりにも性急だ」と批判した。

 

ガーディアンは、ジョンソン氏の措置が保守党内の批判をなだめる狙いがあると分析した。英国の全面的ロックダウンの期間にジョンソン氏が官邸でパーティーを開き、行動規制に違反したいわゆる「パーティーゲート」が連日報道され、保守党内からも批判が起こっていることから、経済再開を主張する保守党議員に向けた措置ということだ。


金聖模 mo@donga.com