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「防疫パス緩和で不便減少」「オミクロン株拡大で不安」

「防疫パス緩和で不便減少」「オミクロン株拡大で不安」

Posted January. 18, 2022 08:29,   

Updated January. 18, 2022 08:29

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大手スーパーやデパート、映画館などに適用されていた新型コロナの防疫パス(接種証明・陰性確認制)が18日から解除されることについて、17日、市民たちは「煩わしさが減って幸いだ」という声と、「オミクロン株が広がっているのに心配だ」という声に分かれた。

17日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の大手スーパーを訪れたコ某氏(65)は、「買い物をするたびに防疫パスを用意する必要がなくなれば、便利だろう」と、解除を喜んだ。会社員のイ・サングンさん(33)も、「ワクチン接種をしていない家族の代わりに、そのつどスーパーに一人で行っていたが、そうしなくてもいいのでよかった」と話した。

「気になる」という反応も出ている。17日午後、ソウル麻浦区(マポグ)の映画館を訪れたナ某さん(34)は、「オミクロン株の拡大が深刻なのに、防疫パスの適用解除は性急な決定だ」と話した。防疫パスが解除される業種の読書室をよく利用するというキム某さん(30、就活者)は、「不安を募らせている」と話した。在宅勤務をしている会社員のパクさん(33)も、「新型コロナの拡大傾向が弱まったと言えないのに、無理な措置だ」と話した。

政府は、防疫パスの解除決定を17日下したにも関わらず、解除適用時期はその翌日の18日に決めたことで、混乱を招いた。仁川延寿区(インチョン・ヨンスグ)の大手スーパーは、解除時期を17日と勘違いして、防疫パスを確認せずに客を入場させたが、後になって再び確認に乗り出した。慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)の大手スーパーでも、「ワクチン接種証明書を見せてほしい」という店員からの要請を受けた70代の女性が、「今日(17日)から要らないのではないか」と聞き返した。

ネットカフェや室内スポーツ施設など、防疫パスが適用される業界では、「今回の措置は公平ではない」という不満が出ている。ネットカフェを運営するイ・イルハさん(42)は、「私たちも防疫に万全を期しているのに、防疫パスが適用されるのは納得できない」と不満をぶちまけた。


キム・ギユン記者 pep@donga.com