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ジョンインちゃん養母、2審で無期懲役から35年刑に減刑

ジョンインちゃん養母、2審で無期懲役から35年刑に減刑

Posted November. 27, 2021 08:34,   

Updated November. 27, 2021 08:34

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生後16ヵ月の養子のチョンインを虐待して死亡させた罪で、1審で無期懲役刑が言い渡されたヤン被告が、2審で懲役35年に減刑された。

ソウル高裁刑事7部(成秀濟部長判事)は26日、殺人、常習児童虐待などの罪で拘束起訴されたチャン被告に、懲役35年を言い渡した。児童虐待などの罪で起訴された養父のアン某被告には1審と同じ懲役5年が言い渡された。検察は、チャン被告に対し、位置追跡電子装置(電子タグ)の取り付けを要請したが、裁判部は1審と同様、却下した。

チャン被告は、昨年1月に養子縁組した娘のジョンインちゃんに数ヵ月間、常習的な暴行・虐待を加え、同年10月13日に腹部に強い鈍力を加え、すい臓が切断され、腸間膜破裂を起こした。2審の裁判部も、1審と同じくチャン被告の殺人罪に対して有罪と判断した。裁判部は判決理由について、「ジョンインちゃんは死亡数日前にも、既に膵臓に損傷を受けた状態だったし、虐待で非常に衰弱したジョンインちゃんに対し、再び2回以上、鈍力を行使すれば死亡することもあり得るということを(ジャン被告は)知っていたはずだ」とした上で、「殺人の故意はなかった」というチャン被告の主張を受け入れなかった。

裁判部は、無期懲役から35年刑に減刑した理由について、「偶発的な犯行ではないが、だからといって事前に緻密に計画した殺人犯行と認める証拠はない」とし、「保護観察所の性格検査の結果などを見ると、チャン被告は怒りとストレスなどを統制できない心理的特性があり、これが極端な形態で発現し、殺人犯行に至った可能性が高い」と説明した。

養父のアン被告について裁判部は、「チャン被告の虐待行為を制止したり、チョンインを治療したりするなど適切な救援措置を取れば、死亡という悲劇的な結果を防止することができたはずだ」と指摘した。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com