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ソウルのマンションが2週連続で買い手市場

ソウルのマンションが2週連続で買い手市場

Posted November. 27, 2021 08:36,   

Updated November. 27, 2021 08:36

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融資制限と金利引き上げの影響で、ソウルのマンションの売り手が買い手より多い状況が2週間続いている。金富謙(キム・ブギョム)首相は、「不動産が売り手市場から買い手市場に移っている」としながらも、「住宅価格が『急激』に下がるのは危険だ」と述べた。

26日、韓国不動産院によると、11月第4週(22日基準)のソウル・マンションの売買需給指数は98.6で、前週(99.6)に続いて2週連続で基準値(100)より低かった。売買需給指数が100より低くなるほど、住宅を売ろうとする人が買おうとする人より多くなっていることを意味する。

ソウル・マンションの売買需給指数は先週は99.6で、7カ月ぶりに初めて100を下回った後、今週はさらに1.0ポイント低下した。江東区(カンドング)で不動産屋を営んでいるキム某さん(58)は、「11月に入って、マンションを買いたいという問い合わせの電話が指で数えるほどだ」とし、「だからと言って、住宅を売りに出した人たちが価格を下げるわけでもないので、買い手と売り手の間の『綱引き』が続いているとみられる」と説明した。

地域別では、東南圏(江南・瑞草・松坡・江東区)の需給指数は、先週99.5から98.2に低下し、西南圏(陽川・江西・九老・永登浦・銅雀・冠岳区)指数は99.7から98.2に下落した。ソウルの都心圏(龍山、鍾路、中区)の需給指数だけが100.7を記録し、100を超えた。

同日、金首相はソウル公館で開かれた担当記者団懇談会で、「現在、不動産市場で取引されている数件は、売却者の期待より(価格が)80~85%下落した」とし、「急に売る人だけが契約が成立する」と診断した。続いて「社会全体として、少しずつバブルを取り除くしかない」と述べた。住宅価格は家計負債と繋がる問題だけに、金融リスク管理のため、価格下落が急激に起きてはならないという。


チョン・スング記者 soon9@donga.com