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「ウィズコロナ」開始前にコロナ再流行の兆し、インフルと同時流行への懸念も

「ウィズコロナ」開始前にコロナ再流行の兆し、インフルと同時流行への懸念も

Posted October. 28, 2021 08:20,   

Updated October. 28, 2021 08:20

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11月のウィズコロナ(段階的日常回復)の開始を控え、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の再流行への懸念が高まっている。27日、「新型コロナ」の新規感染者は1952人と集計された。1日で感染者数が、前日(1266人)に比べて700人近く増えた。

防疫当局は、「国内での新型コロナ」の流行が再び増加傾向に変わったと説明した。中央事故収拾本部の孫映萊(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は27日のブリーフィングで、「ここ3週間減少傾向を見せていた感染者数が、今週に入り、また少しずつ増加する『反発』の様相を見せている」と評価した。防疫当局は、日常回復への期待や私的な集まりの制限緩和、冬場の室内活動などを原因として取り上げている。

若者が集まる「ハロウィンデー」(10月31日)を控え、防疫管理に赤信号が灯った。保健福祉部の権德喆(クォン・ドクチョル)長官は、「週末のハロウィンを控え、防疫規則を違反する行為が増えるとの懸念が大きい」と述べた。ハロウィンの翌日は、ウィズ・コロナ転換初日だ このため、週末に会合などが増えるという懸念が高まっている。

新型コロナとインフルエンザが同時に流行する「ツインデミック」という懸念も出ている。イ・サンウォン中央防疫対策本部疫学調査分析団長は、「新型コロナとインフルエンザは症状が類似した呼吸器ウイルス疾患だ」とし、「発熱患者が病院を訪れると、鑑別しにくく対応が難しい」と懸念した。これを受け、防疫当局は28日、ヤンセン(ジョンソンアンドジョンソン)の追加接種(ブースターショット)など、11月と12月のワクチン接種計画を発表する。60歳以上の積極的なブースターショット接種への参加も呼びかける予定だ。

29日に確定される「ウィズコロナ履行計画」の最終案には、新型コロナの飲む治療剤関連内容が盛り込まれる見通しだ。飲む治療剤の確保量や対象者などが、具体的に公開される見通しだ。前日、兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長は、国会運営委員会国政監査で、「40万人程度の飲み薬を購買する計画だ」と語った。


イ・ジユン記者 asap@donga.com