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北朝鮮、SLBM発射に「主権の行使で米を狙ったものではない」と主張

北朝鮮、SLBM発射に「主権の行使で米を狙ったものではない」と主張

Posted October. 22, 2021 08:22,   

Updated October. 22, 2021 08:22

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北朝鮮が最近、新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射したことは「正常で合法的な主権の行使」とし、韓国と米国に「二重基準」を撤回するよう主張した。最近、韓米が終戦宣言を議論している状況で、いわゆる「二重基準と敵対政策」を撤回しなければ、終戦宣言の議論に応じないという立場を明確にしたのだ。

北朝鮮外務省報道官は21日、朝鮮中央通信の取材に応じ、「米国は私たちの合法的な自衛権の行使を国連安全保障理事会の決議違反や地域の平和と安定に対する脅威であると誤って導き、安保理緊急会議の招集を要請するなど、刺激的な動きを見せている」とし、「私たちは米国と国連安保理が危険な『時限爆弾』に触れていることに強い懸念を示す」とも述べた。

また、「私たちの正常で合法的な主権の行使を持ち出さなければ、朝鮮半島で緊張が誘発されることは決して起こらないだろう」とし、「米国と追従勢力が誤った行動を選択すれば、重大で深刻な結果を招く触媒になり得る」と警告した。また、「米国が保有または開発している同じ兵器システムを私たちが開発、実験すると言って、これを非難することは明白な二重基準だ」と指摘した。しかし、北朝鮮の弾道ミサイルの発射は、国際社会が合意した安保理の対北朝鮮制裁決議の違反だ。

同報道官は、「SLBMの発射実験は、米国を意識したり狙ったものではなく、純粋に国家防衛のために以前から計画された事業」と主張した。また、「米国と南朝鮮は主敵対象ではない」とも述べた。


申晋宇 niceshin@donga.com