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「20代の破産」が10年ぶり最大規模

Posted October. 20, 2021 08:52,   

Updated October. 20, 2021 08:52

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忠清南道(チュンチョンナムド)の都市部に住むイ・デヨンさん(仮名・28)は昨年12月、2年間経営していたフランチャイズビール店を廃業した。昨年、新型コロナ禍の中、夜間営業が不可能になり、売上が激減したためだ。開業費用など2億ウォンの債務を返済する術がなかったテヨンさんは今年初め、裁判所に破産申請をし、5月に「20代の破産者」となった。

新型コロナの拡散の影響で、昨年、裁判所に破産申請をした20代の若者たちが過去最高値を記録したことが分かった。19日、与党「共に民主党」の申賢榮(シン・ヒョンヨン)議員が最高裁判所から提出を受けた「年代別個人破産の受付現況」によると、昨年は20代で884人が裁判所に破産申請を行い、2019年の833人より6.1%増加した。年齢別の統計を取り始めた2011年の20代の破産申請者が555人だったのに比べれば、9年ぶりに59%も増えた。

申議員は19日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「新型コロナの長期化による経済萎縮で就職市場がますます悪化し、大学授業料を負担するために借りた学資金融資、不動産価格の上昇による住居費上昇などで過度な借金を返済できず、個人破産を申請する20代が急激に増えた」とし、「このままだと、今年の20代の破産申請者は1000人を超える可能性もある」と指摘した。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com