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曺秀美氏がKAIST教授になった

Posted October. 16, 2021 09:05,   

Updated October. 16, 2021 09:05

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ソプラノの曺秀美(チョ・スミ)氏(60)が、KAIST教授になった。

KAISTは15日、曺秀美氏を文化技術大学院の招聘碩学教授に任命したと明らかにした。曺氏は、来年1学期から講義を行う。任用期間は2024年9月までの3年間となる。

KAIST側は、「世界トップの音楽家を教授として招聘し、KAISTの構成員たちが文化芸術を見る視野を広げ、関連素養を積むことができる裾野を拡大したい」と任用理由を明らかにした。

曺氏は来年、学部生と大学院生を対象に、リーダーシップを巡る特別講義を行う。文化技術大学院では、人工知能(AI)を活用した音楽演奏分析及び生成に関する基礎研究、未来公演の制作及び舞台演出技術に関する応用研究も行っている。しばらくオンラインで特別講義を行い、今年12月に予定された来韓公演の時、直接KAISTを訪れて学生たちと対話する時間を持つ予定だ。

KAISTは、文化技術大学院内に「曺秀美公演芸術研究センター」を設立する計画だ。研究センターでは、KAIST教授や外部専門家らと融合研究を行う。KAIST側は、「アバターなど仮想演奏者をリアルに表現するための映像技術・サウンド統合技術、仮想演奏者と人間演奏者の疎通のためのインタラクション技術、メタバースなど未来公演産業プラットホーム研究で諮問が行われるだろう」と明らかにした。

欧州ツアーを控えて、ポルトガルに滞在中の曺氏は、KAIST学術文化館のヤン・スンテク・オーディトリウムで開かれた任命状授与式にオンラインで出席し、「文化を巡る全般的な理解がまだ足りない学生たちに、私の経験と人生の情熱が役に立つと思う。今のように会場を直接訪れることが困難な場合は、会場でなくても会場のように感じられるよう、声を変形せずに観客に伝える方法を工夫したい」と語った。授与式には、曺氏の弟のチョ・ヨンジュンSMIエンターテインメント代表が出席し、任命状を代わりに受け取った。

KAISTの李光炯(イ・グァンヒョン)総長は、「KAISTが世界の超一流大学になるには、まずはメンバーから自信を持たなければならないが、そんな自信を吹き込むことができる経験と精神を持ち、世界のトップに立った韓国人は誰だろうかと悩んだ末、曺氏が思い浮かんだ」と語った。

李総長は「曺教授と個人的な縁はなかったが、多くの人に声をかけて連絡がついた。趣旨を説明し、教授として来てほしいと頼んだところ、3日後に受諾メッセージを送ってきた」と説明した。


ソ・ドンジュン記者 bios@donga.com