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未接種者の予約率が1.2%、接種奨励にウィズコロナの成否がかかっている

未接種者の予約率が1.2%、接種奨励にウィズコロナの成否がかかっている

Posted September. 23, 2021 09:17,   

Updated September. 23, 2021 09:17

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政府が直接契約した米ファイザー製の新型コロナワクチン462万5000回分が22日、韓国入りした。これを含めると、韓国に実際入ってきたワクチンは7385万5000回分。政府が契約した全1億9490万回分のうち37.9%だ。25日からは英国との「ワクチンスワップ(交換)」で、ファイザーワクチン100万回分が追加で入る。23日からは再び本格的な接種が行われる。専門家らは日常と防疫の調和を目標にした「ウィズコロナ」の実現のために、接種速度をもっと高めるべきだという意見を出す。

22日、中央防疫対策本部(防対本)によると、同日0時基準の1回目の接種率は71.2%だ。当初目標にしていた「秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)前の1回目の接種率の70%達成」という目標は達成した。しかし、ワクチン接種を依然として忌避する人が少なくない。防疫当局は18日から、未接種者577万5860人を対象に予約を受け付けている。連休のせいもあるが、4日間の予約者はまだ7万862人(1.2%)に止まっている。未接種者の予約は30日までとなっている。政府が新たな目標として打ち出した接種率80%の実現のためには、彼らの接種への参加が重要だ。

ウィズコロナに備えるためにも、接種者を増やさなければならない。防対本によると、ここ2週間(8月29日~9月11日)、18歳以上の感染者2万895人のうち1万8755人(89.8%)が「不完全接種」だった。ワクチンを全く接種していないか、1回目だけまたは2回目の接種後14日未満の場合だ。梨花(イファ)女子大学木洞(モクドン)病院呼吸器内科の千恩美(チョン・ウンミ)教授は、「今までワクチン接種をしなかった『不動層』を説得するのは容易ではない」とし、「政府がワクチンの副反応などの安全性についての説明をもっと積極的に行い、副反応に対する治療費支援拡大などの案について苦慮しなければならない」と語った。

またインド由来のデルタ株などの変異ウイルスの拡大ペースを考慮すれば、ワクチン接種がなおさら重要な状況となっている。現在、新型コロナ感染者のうちデルタ株感染者は98.2%に達しているが、「1回目の接種率70%」という目標は、デルタ株の流行前に立てられた。中央災難安全対策本部(中対本)の姜都泰(カン・ドテ)第1総括調整官も同日の中対本会議で、「外国の研究によれば、既存の新型コロナウイルスが無症状状態でウイルスを伝播できる期間は0.8日だが、デルタ株は1.8日だ」と強調した。

政府は、10月中にベトナムに100万回分以上のワクチンを支援する計画だ。韓国が他国に新型コロナワクチンを供給するのは初めてだ。ワクチンの種類は決まっていない。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com