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北朝鮮がウラン濃縮施設を拡充、米専門家「ウラン生産25%増可能」

北朝鮮がウラン濃縮施設を拡充、米専門家「ウラン生産25%増可能」

Posted September. 18, 2021 08:20,   

Updated September. 18, 2021 08:20

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北朝鮮が、寧辺(ヨンビョン)の核施設を拡張し、高濃縮ウランの生産力を高めようとしている動きが捉えられた。1000基の遠心分離機を設置できるほどの施設の拡張が行われている様子が衛星写真を通じて確認されたのだ。遠心分離機1000基により、寧辺だけで核兵器の原料の高濃縮ウラン(HEU)を25%増加できる。北朝鮮による巡航ミサイル、弾道ミサイル試験発射に続き、核施設稼動の動きまで本格化し、韓半島をめぐる緊張感が高まっている。

16日(現地時間)、CNNなどによると、ミドルベリー国際大学院は、「マクサー・テクノロジーズ」が寧辺の核施設を撮影した衛星写真を分析した。衛星写真によると、ウラン濃縮施設とされる建物は、アルファベットの「U」字の形で、先月3日まではこの建物の中央部分は木のある芝生だった。しかし、今月1日に撮影された写真では、木が切られていた。また、2週間後の14日には、外壁ができて両サイドの建物とつながり、空き地だったところには建築材料とみられる物が置かれていた。同大学院は、このように拡張された面積は1000平方メートルで、これは遠心分離機1000基が設置されるのに十分な空間と指摘した。同大学院の核専門家ジェフリー・ルイス氏は、「HEUの生産能力は25%増加する」と伝えた。

オリ・ハイノネン元国際原子力機関(IAEA)事務次長は最近、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューで、「(原子炉による)プルトニウムの生産は、対米圧力の性格が濃厚」とし、「北朝鮮の核物質生産の核心はウラン濃縮」と指摘した。


申晋宇 niceshin@donga.com