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「ウィズコロナ」岐路の秋夕、短く会って、防疫は徹底的に

「ウィズコロナ」岐路の秋夕、短く会って、防疫は徹底的に

Posted September. 18, 2021 08:20,   

Updated September. 18, 2021 08:20

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新型コロナウイルスの1日の感染者数が17日までの3日間、2000人内外を記録し、感染拡大の兆しを見せている。特に、ソウルを含む首都圏で集団感染が続出し、この1週間の同地域の1日平均の感染者数は最高値の1361人を記録した。秋夕(チュソク、旧暦8月15日)連休の大移動が始まれば、帰省ラッシュによって、8月の夏休みシーズンのように首都圏の流行が全国に広がることが懸念される。

6日に会える人数の制限が緩和されてから、全国の移動量はコロナ発生前より5%近く増加した。秋夕の連休を含め1週間、家族が会う場合の人数制限が緩和されたことで、移動量は2月の旧正月の連休より3割以上増えるものとみられる。ソウル駅を出発する下り線の列車は満席で、高速バスの前売りもほぼ売り切れだという。ワクチンの1回目の接種率7割目標を秋夕前に操り上げて達成したことは幸いだが、警戒心が緩む場合、かえって逆効果になる恐れもある。

現在の傾向なら、今月末に1日の感染者が4千人台にまで増え、漸進的な「ウィズコロナ」で日常を回復させるという政府の計画は水の泡となる。集まって感染すれば、親不孝になる時代だ。ワクチンを接種していない人は移動を自粛し、1回の接種者や接種完了者も家族に会うのは短く終わらせるのが良い。汽車やバスでの移動中は必ずマスクを着用し、移動中に症状が現れた場合、駅やバスターミナルのサービスエリアなどの臨時選別診療所を訪れることだ。

ただでさえ秋夕の連休は救急患者が急増する。コロナの感染が疑われる人まで殺到することを考慮し、当局は救急医療システムがスムーズに作動するよう備えなければならない。17日から1回目の接種者を対象に2回目の接種が始まり、現在42%の接種完了率も上昇するものとみられる。政府は秋夕の連休後、本格的に議論されるウィズコロナに備えて、病床の拡充と在宅治療システムの構築に万全を期さなければならない。