尹汝貞さん、タイム誌の「世界で最も影響力のある１００人」に

俳優の尹汝貞（ユン・ヨジョン）さん（７４）が１５日（現地時間）、米ニュース週刊誌タイムから「世界で最も影響力のある１００人」に選ばれた。一緒にドラマ「ミナリ」に出演したスティーブン・ヨン（３８）も１００人のリストに名を連ねた。

タイムは２００４年から毎年、「世界で最も影響力のある１００人」を選んで発表する。今年は、大物（ｔｉｔａｎｓ）、芸術家（ａｒｔｉｓｔｓ）、指導者（ｌｅａｄｅｒｓ）など６部門にわたって、米国のバイデン大統領、テスラのイーロン・マスク最高経営者などを選んだ。尹さんが選ばれた大物分野には、アップルのティム・クック最高経営者と五輪陸上競技史上最多のメダルを獲得した米女性選手アリソン・フェリックスら計１１人が選ばれた。これに先立って尹さんは今年４月、第９３回米アカデミー賞授賞式で映画「ミナリ」で韓国人初の助演女優賞の受賞者となった。

尹さんは１６日、所属事務所を通じて明らかにした感想文で、「自分が選ばれたという知らせに私も驚いている」とし、「自分よりずっと立派な方たちと一緒にタイムの影響力のある１００人に自分の名前を載せることができて光栄に思う」と語った。続いて「私はいつもの仕事をしただけなのに、過分な称賛を受けた１年だ」とし、「望むなら、前向きな良い影響を与える人であってほしい」と付け加えた。

スティーブン・ヨンは、芸術家部門に選ばれた。スティーブン・ヨンは、尹さんへの推薦の言葉を通じて、「私は彼女ほど自信のある人に会ったことがない。それは深い自信から湧き出たものだと思う」とし、「映画『ミナリ』でオスカー賞を受賞した彼女の演技だけでなく、世界が彼女をよく知ることができて幸せだ」と話した。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com