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7月の輸出は554億ドルで過去最高

Posted August. 02, 2021 08:35,   

Updated August. 02, 2021 08:35

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7月の輸出が554億ドルを超え、韓国の貿易史上、過去最大の月間業績を達成した。世界的な景気回復に支えられ、半導体など15大主力品目の輸出がすべて伸びたおかげだ。

1日、産業通商資源部(産資部)によると、先月の輸出額は554億4000万ドルで、昨年同期比29.6%伸びた。1956年に貿易統計を取り始めて以来、7月だけでなく、月輸出額基準では最も多い金額だ。過去最高の業績は「半導体スーパーサイクル」で輸出好況を迎えた2017年9月(551億2000万ドル)だった。これで月間輸出額は3月から5カ月連続で500億ドルを突破した。1〜7月の累積輸出額(3587億ドル)も前年比26.6%伸び、11年ぶりの最高値となった。

半導体、石油化学、自動車など15大主力品目がいずれも2カ月連続伸びた。半導体の輸出は39.6%伸びた110億ドルで、7月基準で最も多かった。石油化学(47億2000万ドル)、自動車(41億ドル)がそれぞれ59.5%と12.3%伸びるなど、13品目が二桁の伸びを見せた。

世界経済の回復や輸出単価の上昇の勢いが続き、今年は輸出は6000億ドル、貿易は1兆ドルを超えるだろうという予測も出ている。国際通貨基金(IMF)、経済協力開発機構(OECD)などは、今年の世界交易成長率の予測値を軒並み8%以上へと上方修正した。

しかし、デルタ変異ウイルスの拡散や原材料価格の上昇などは変数として挙げられる。輸出増加にも関わらず、原材料価格の上昇の勢いが安定しなければ、国内企業の収益構造が悪化しかねないからだ。韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院のパク・ジン教授は、「輸出好況が国内のインフレーション圧力をもっと強めることができるため、これに対する対策が必要だ」と指摘した。


具特敎 kootg@donga.com