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金慶洙氏が再収監、「司法部は真実を解明できなかった」

金慶洙氏が再収監、「司法部は真実を解明できなかった」

Posted July. 27, 2021 09:14,   

Updated July. 27, 2021 09:14

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2017年の大統領選挙を前後にした書き込み世論操作の容疑などで、最高裁で懲役2年の判決を受けた前慶尚南道(キョンサンナムド)知事の金慶洙(キム・ギョンス)被告(54)が26日、昌原(チャンウォン)刑務所に収監された。金被告は収監直前、「司法部は真実を明らかにできなかった」として最後まで悔しさを訴えた。

金被告は収監直前の午後12時43分ごろ、フェイスブックに「裁判所の判決が下された以上、これから負うべき荷物は完全に私が引き受けていきたい」としながらも、「しかし司法府が真実を明らかにできなかったとして、ありのままの真実は変わらないという点は改めて明確に申し上げたい」と明らかにした。

21日の刑確定後、金被告は検察側の許可を受け、26日午前まで身辺の整理をしてきた。同日、道知事官邸を出た金被告は、昌原刑務所に午後12時50分頃到着した。その後、刑務所の正門前で「慶南道民への手紙」を読み、「最後まで一緒にできず申し訳なく思う。わたしが負うべき荷物はすべてわたしが持っていく」という内容のメッセージを2分間にわたり伝えた。さらに、妻のキム・ジョンスン氏、秘書陣らと一人一人抱き合い、午後12時55分頃、護送用のワゴン車に乗り込んだ。

同日、昌原刑務所前には、金被告の支持者らと彼を批判する保守団体の会員ら約200人が集まった。支持者らは、「金慶洙は無罪」というプラカードを持ち、金被告が刑務所に入ると泣き叫んだ。一方、保守団体の会員たちは、「応答せよ文在寅(ムン・ジェイン)」「しっかりしろ。国が滅びる」などのスローガンで対抗した。

金被告は2019年1月、1審で懲役刑を言い渡された後法廷拘束され、ソウル拘置所で77日間服役して保釈された。残りの刑期である653日を刑務所で服役しなければならない。


シン・ヒチョル記者 昌原=カン・ジョンフン記者 manman@donga.com · hcshin@donga.com