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GSカルテックス、炭素中立原油を初めて導入

GSカルテックス、炭素中立原油を初めて導入

Posted June. 18, 2021 07:28,   

Updated June. 18, 2021 07:28

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GSカルテックスは、韓国エネルギー企業の中では初めて炭素中立原油を導入し、ESG(環境、社会、支配構造)経営を先導する。

GSカルテックスは、エネルギー企業の中では世界で初めて、炭素中立原油の認証を取得したスウェーデンのルンディンが、ノルウェーのヨハン・スベルドラップ海上油田で生産した炭素中立原油200万バレルを国内に導入すると、17日明らかにした。

GSカルテックスの1日の最大原油処理量は80万バレルで、今回持ち込まれる炭素中立原油の量は約3日間の処理量程度に当たる。該当原油は今年7月に船積みし、9月中に国内に到着する予定だ。

ルンディンが発見したヨハン・スベルドラップ海上油田は、全体埋蔵量が27億バレルで、1日に約50万バレルの原油を生産している。ここで原油を生産する過程は、一般的な油田より40倍低い水準の炭素を排出することが確認され、グローバル試験認証機関のインターテックから低炭素認証を取得した。これと共に、ルンディンは植樹などの炭素捕獲事業を基に、炭素削減国際認証基準である「VCS(Verified Carbon Standard)」を満たし、自社の原油製品が炭素ゼロ製品であることを最終認証を受けた。

GSカルテックスはこれに先立って、昨年は麗水(ヨス)工場の設備稼動燃料を従来の低硫黄重油から二酸化炭素排出の少ない液化天然ガス(LNG)に取り替えるなど、ESG経営を実践している。また、アモーレパシフィックと協業して、毎年プラスチックビン100トンを環境にやさしい複合樹脂に還元し、化粧品容器などに採用している。

GSカルテックスの許世烘(ホ・セホン)社長は、「会社のエコ経営活動を拡大しようとする努力で、炭素中立原油を韓国に先制的に導入した」とし、「今後も企業市民として多様なエコリーダーシップを通して持続可能なビジネスエコシステム構築のために努力したい」と語った。


郭道英 now@donga.com