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来月から625万世帯は電気料金が月2000ウォン値上がり

来月から625万世帯は電気料金が月2000ウォン値上がり

Posted June. 16, 2021 08:15,   

Updated June. 16, 2021 08:15

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来月から1カ月間に電気を200kWh以下に使う家庭の電気料金が、毎月2000ウォンずつ引き上げられる。1人や2人世帯など約625万世帯に対する割引恩恵が減り、その分料金の負担が大きくなる。

15日、韓国電力公社(韓電)によると、7月から住宅用電気料金の必須使用控除による月間割引額が、既存の4000ウォンから2000ウォンに減る。現在、1カ月間に電気を200kWh以下で使う家庭は約991万世帯だ。このうち脆弱階層81万世帯に対する割引のみ維持される。韓電の関係者は、「脆弱階層を除く910万世帯のうち、常時居住していないため電気使用実績のない家庭などを除けば、実際に料金が上がる対象は625万世帯ほどだ」と話した。

政府はこれまで、電力を月200kWh以下に使う家庭にも一括して電気料金を毎月4000ウォン割引した。4人家族の月平均電力使用量は350kWhぐらいで、主に1人や2人世帯が割引された。所得基準も別途設けておらず、高所得者まで電気料金の割引を受けているという批判が大きかった。そこで政府は昨年12月、電気料金体系を改正、一般世帯に対する控除金額を半分に減らすことにした。来年7月からは同制度が廃止される予定だ。

7月から電気車を充電する時に払う料金も上がる見通しだ。韓電が充電用電力に課す基本料金の割引率を、既存の50%から25%に引き下げるからだ。韓電は、2019年に廃止する予定だった電気車の特例割引制度を延長する代わりに、割引率を段階的に縮小することにした。

さまざまな電気料金の割引が減る中、全体の電気料金を引き上げるかどうかにも関心が集まっている。政府と韓電は21日、第3四半期(7~9月)に適用される電気料金の引き上げ如何を最終決定する方針だ。今年導入された燃料費連動制により、第3四半期の電気料金は3~5月の燃料費を基に決定される。同期間、ドバイ油の平均価格は1バレル=64ドル水準で、直前四半期の基準価格より約16%高かった。

これを考慮すれば、電気料金の引き上げは避けられないが、実際に引き上げられるかどうかは不透明な状況だ。これに先立って第2四半期(4~6月)も燃料費が上がったが、政府が物価安定のため電気料金を凍結したからだ。


周愛眞 jaj@donga.com