Go to contents

認知症の80代高齢者、ワクチン接種30分後に再び接種

認知症の80代高齢者、ワクチン接種30分後に再び接種

Posted May. 18, 2021 08:06,   

Updated May. 18, 2021 08:06

한국어

認知症を患っている80代の高齢者が、新型コロナウイルスワクチンを1日に2回接種したことが明らかになった。

 

17日、光州市(クァンジュシ)などによると、西区に住むAさん(85)は先月28日午前9時55分頃、地域の予防接種センターである念珠(ヨムジュ)総合体育館で米ファイザー製のワクチンを接種した。Aさんは接種が終わった後、15分間異常反応の観察を終え、センターの外に出た。

しかし、Aさんは再びセンターに戻り、職員に「ワクチンを打っていない」と言い、2回目のワクチンを接種した。1回目の接種をして28分経った午前10時23分頃だった。

保健当局は、電算登録により一歩遅れてAさんが2回接種を受けたことを確認した。職員が電算データで接種対象者の名前だけ確認し、接種の有無を確認しなかったのだ。1回目の接種の後、接種部位にはられたバンドははがされていた。Aさんは30分間、健康状態の確認を終えて帰宅した。

保健当局は、疾病管理庁にAさんを「過容量接種者」と報告し、マニュアルによって7日間、異常兆候を観察したが、異常症状はなかった。ただし、Aさんは13日から肺炎などの症状で入院し、治療を受けている。保健当局は、「Aさんが入院したことがワクチンの過容量接種と関係があるか調べている」と話した。


李亨胄 peneye09@donga.com