Go to contents

「神話の国」ギリシャが観光入国を再開、韓国など53カ国が対象

「神話の国」ギリシャが観光入国を再開、韓国など53カ国が対象

Posted May. 17, 2021 09:03,   

Updated May. 17, 2021 09:03

한국어

人口4人に1人が新型コロナウイルスのワクチンを1回以上接種したギリシャが15日、外国人観光客に向かって扉を開いた。

ロイター通信などによると、ギリシャは同日から韓国や米国、欧州連合(EU)加盟国を含む53カ国の観光客を対象に入国後、10日間の自己隔離義務を免除した。隔離義務が免除されるためには、新型コロナの陰性判定結果やワクチン接種の確認書を予め提出しなければならない。

この措置の初日、首都アテネに入国した観光客は嬉しそうな様子だったと、ロイターは伝えた。米フロリダから来た観光客のレベッカさんは、「新型コロナの大流行中に、ずっとギリシャに来るのを待っていた」とし、「ついに来た」と話した。ミコノス島をはじめ、南方のエーゲ海の島4カ所にも同日だけでスウェーデン、ドイツ、カタールなどから出発した国際線航空便32便が到着した。

同日、地域間の移動制限措置も解除され、大型旅客船がギリシャ本土と島を行き来した。ホテルは通常営業を再開し、アテネのアクロポリス博物館をはじめ、主要博物館も閉館から数カ月後に観覧が許可された。

ギリシャの観光客許容は、ワクチン接種がある程度進み、国内総生産(GDP)の20%以上を依存する観光業の正常化が急がれると判断したためと見られる。昨年、ギリシャの観光客は、2019年(3300万人)の5分の1ほどの700万人に止まった。ギリシャは今月14日まで、人口(約1040万人)の約26%が1回以上ワクチンを接種し、6月末まで、大半の大人への接種を目指している。ただ、ギリシャの新型コロナ感染拡大の勢いは依然厳しい。1日の新規感染者は、今年4月初めは4000人以上に急増したが、最近は2000人前後となっている。

イタリアも16日から、ワクチン接種証明書のある韓国、日本、EU、米国などの観光客を受け入れ始めたと、外信は伝えた。


趙鍾燁 jjj@donga.com