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与党元老たちも「大統領選予備選挙の延期を」

与党元老たちも「大統領選予備選挙の延期を」

Posted May. 14, 2021 08:19,   

Updated May. 14, 2021 08:19

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大統領選挙に向けた与党「共に民主党」の予備選挙の延期論をめぐって甲論乙駁が続いている。各種世論調査でリードしている李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が延期を拒否する意向を明らかにしたが、同党の議員だけでなく元老まで加勢し、余震が続いている。

親盧(親盧武鉉)元老の柳寅泰(ユ・インテ)元国会事務総長は13日、CBSラジオのインタビューで、「予備選挙の延期は派閥的見解だけで見ることではない」とし、「(2002年の大統領選候補の予備選挙の時)私たちが盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補を早く選んで支持率が下がり、鄭夢準(チョン・モンジュン)候補に多くの党所属議員がついて大変困惑した。延期論もそのような経験から出た」と話した。また、「李知事が『党で処理せよ』といった具合に大様になるなら支持率も上がるだろう」とし、「誰にも挑戦できない城を築くかも知れない」と付け加えた。

李知事が前日(12日)、予備選挙延期論について、「原則通りすれば最も静かで適切だ」とし、反対の立場を明確にたが、柳氏は、李知事の決断を促したのだ。与党関係者は、「普段、親文(親文在寅)陣営に対して厳しい発言をしてきた柳氏の言葉なので、李知事側も背を向けることは容易ではないだろう」と話した。

親文議員も、予備選挙延期の主張を続けた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「腹心」と呼ばれる尹建永(ユン・ゴンヨン)議員は同日、MBCラジオのインタビューで、「選挙のルールは従来どおりするのが正しい」としつつも、「憲法も改正できるのに、大統領候補と党員が心を合わせれば、(ルールを)見直せない理由はない」との考えを示した。李知事の反対のため、候補間の協力が不可能なのではないかとの質問には、「予備選挙延期の目的地は同じだ。『民主党の政権続投』だ」と述べた。親文の姜炳遠(カン・ビョンウォン)最高委員もKBSラジオのインタビューで、「(候補)当事者が話す問題」と述べ、可能性を残した。ある親文議員は、「予備選挙の延期が大統領選勝利に向けた核心戦略の1つになり得る」とし、「議論そのものを拒否してはならないという意味」と述べた。

一方、同党の李海瓚(イ・ヘチャン)元代表は同日、与党指導部と党常任顧問団の面談で、宋永吉(ソン・ヨンギル)代表に、「大統領候補の予備選挙の管理をうまくし、成果を出してほしい」と話した。これに対して与党では、「李知事の支援に出た李元代表が事実上、予備選挙を延期してはならないという考えを明らかにした」という見方が出ている。李元代表側関係者は、「李元代表が現職の時から強調したのが『システムによる公認』だ。大統領選の予備選挙でも不協和音が出ないようにするには、システムを守らなければならないという意味だろう」と話した。


姜聲煇 yolo@donga.com