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斗山インフラコア、初の自社開発バッテリーパック試作品を公開

斗山インフラコア、初の自社開発バッテリーパック試作品を公開

Posted May. 11, 2021 08:02,   

Updated May. 11, 2021 08:02

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斗山(トゥサン)インフラコアが、独自のバッテリーパックの開発を本格化する。内燃機関が主だった建設機械の動力が電気に移り、関連市場も拡大するものと期待される。

斗山インフラコアが10日公開したバッテリーパック試作品の第1号機は、セル単位のバッテリーを一定個数を結びつけ一纏めにした「バッテリーモジュール」と、バッテリーの作動を制御する「バッテリー管理システム(BMS)」、冷却システムをはじめとする様々な「制御・保護システム」で構成されている。電気自動車に搭載されるバッテリーと似た構造を持っている。

このバッテリーパックは、円筒型バッテリーセルで構成されている。米電気自動車メーカー・テスラが選んだバッテリータイプで、大きさが規格化され、製作コストが安く安定的に物量を調達できる。斗山インフラコアはこのように標準化が容易な長所を生かして、バッテリーパックに最大32個のモジュールを直・並列形態に関係なく搭載できるようにした。

バッテリーパックは、年内に実在機器の搭載試験を経て、来年初めに1.7トン級の電気掘削機に搭載される。斗山インフラコアは、建設機械や農機械など、さまざまな分野で電動化需要が伸び、2030年のバッテリーパック事業の売上目標を5000億ウォンと見積もっている。

斗山インフラコアの孫東淵(ソン・ドンヨン)社長は、「内燃機関の大きな変化の中で、電動化技術の開発に拍車をかけ、世界エンジン市場のトップ企業に位置づけられることになるだろう」と語った。


徐亨錫 skytree08@donga.com