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アストラ接種除外を拡大した英国、韓国は30歳未満を維持

アストラ接種除外を拡大した英国、韓国は30歳未満を維持

Posted May. 10, 2021 08:29,   

Updated May. 10, 2021 08:29

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アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンの接種年齢をめぐり、一部の国で食い違った決定を下している。まず、韓国は30歳未満への接種を除外した現在の指針を維持することにした。

防疫当局の関係者は、「最近開かれたワクチン諮問団会議で、アストラゼネカの接種年齢変更を検討する状況ではないということで意見が一致した」とし、「国内で希少血栓症発生事例の届け出がなかったことが最大の理由だ」と語った。

防疫当局がアストラゼネカの接種年齢変更を検討したのは、一部の国で相次いで基準を変えたためだ。これに先立って、英ワクチン接種免疫共同委員会(JCVI)は6日(以下現地時間)、「18〜39歳の成人にアストラゼネカに代わる別のワクチン接種を勧告する」と明らかにした。英国は韓国と同じく、30歳未満に限ってアストラゼネカの接種を制限した。韓国も英国の決定を参考にして、アストラゼネカの接種制限年齢を30歳未満に決めた。ところが英政府がこの基準を「40歳未満」に変えたのだ。その分、接種対象者数は減ることになる。

ドイツは逆に、アストラゼネカの接種年齢制限を廃止した。ロイター通信によると、ドイツは全ての大人がアストラゼネカワクチンを接種できるようにした。それまでは60歳未満に対するアストラゼネカの接種を制限していた。ドイツのイェンス・シュパーン保健相は、「今回の措置は、ドイツの新型コロナワクチンの接種スピードを高めるだろう」と述べた。

一方、国内では10日から65〜69歳(1952〜1956年生まれ)の283万8000人のアストラゼネカワクチン接種の予約が始まる。インターネットのホームページなどを通じて、町内の病院や医院などの委託医療機関のうち近いところを探して予約すればいい。オンライン予約に慣れていない高齢層は、疾病管理庁(1339)と各地方自治体のコールセンター(地域番号+120)を通じた予約も可能だ。身分証と本人名義の携帯電話を持って住民センターを訪れても、支援を求めることができる。接種は27日から始まる。13日からは60〜64歳(1957〜1961年生まれ)の接種予約が開始される。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com