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外食が怖い、物価上昇率が22カ月ぶりの高水準

外食が怖い、物価上昇率が22カ月ぶりの高水準

Posted May. 10, 2021 08:29,   

Updated May. 10, 2021 08:29

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ジャージャー麺やのり巻き、ハンバーガーなどの外食関連食品の物価が、1年10カ月ぶりに最大幅で値上がりした。飲食店の食材である農畜産物の価格が高騰したためだ。

9日、統計庁によると、今年4月の外食物価指数は113.02で、昨年同月より1.9%上昇した。このような上昇率は、2019年6月(マイナス1.9%)以降最も高い。外食物価の上昇率は、昨年までは1%台未満の水準に止まっていたが、今年1月に1%台を越えた後、2月は1.3%、3月は1.5%などへ上昇幅が大きくなっている。

品目別では、お粥の価格が7.6%値上がりして、統計庁が調査する全体39外食品目の中で最も高い上昇率を示した。続いてハンバーガー(6.1%)、刺身(6.0%)、のり巻き(4.4%)、チャーハン(3.8%)などの順に多く値上がりした。一方、ピザ(マイナス2.9%)、コーヒー(マイナス0.4%)、学校給食費(マイナス100.0%)などの価格は1年前より下落した。統計庁の関係者は、「農畜産物などの食材費とテナント料が上昇し、外食費が上昇した」と語った。

穀物と肉類、乳製品などの主要食品の国際価格も値上がりしている。国連食糧農業機関(FAO)や農林畜産食品部によると、4月の世界食糧価格指数は前月より1.7%上昇した。穀物は、作況不振への懸念で1.2%上昇し、食用油やごま油などの油製品は、生産減少の影響で1.8%上昇した。肉類は東アジアの需要増加の影響で1.7%上昇した。

外食品目を中心に物価が大幅に上昇し、自営業者や消費者の負担が増大している。ソウルで飲食店を経営するとある自営業者は、「食材価格が値上がりした上、出前アプリ・コストの上昇、大企業のミルキット販売の影響までが重なり、外食業を営む小商工人が生きにくい構造となっている」と話した。


宋忠炫 balgun@donga.com · 黃泰皓 taeho@donga.com