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カカオ、第1四半期に過去最大の業績

Posted May. 07, 2021 07:29,   

Updated May. 07, 2021 07:29

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情報技術(IT)企業のカカオが、四半期基準で売上高と営業利益で過去最大の業績を記録した。コマースやフィンテック、コンテンツ、モビリティなどがくまなく成長し、業績を牽引した。

カカオは6日、今年1〜3月期の連結基準で、売上高が前年同期比45%増の1兆2580億ウォンと集計されたと明らかにした。同期間、営業利益は79%増の1575億ウォン、当期純利益は200%増の2399億ウォンだった。ただ、営業費用は、新規採用の拡大による人件費増加、マーケティング費用の拡大などで前年同期比41%増えた。

部門別では、カカオトークのメッセンジャーやオンラインポータルサービス(ダウム)、モビリティ、コマース、金融などを包括するプラットフォーム部門の売上が前年同期比51%増の6688億ウォンと集計された。このうち、カカオトーク広告やプレゼントなどで構成されたトークビズの売上が前年より61%増の3615億ウォンだった。新事業部門の売上げは、1年前より89%増の1898億ウォンだった。カカオモビリティタクシーのタクシー売上の拡大やカカオペイ決済取引高および金融サービスの拡大が影響を及ぼした。

ゲーム・音楽・ウェブ漫画などを含むコンテンツ部門の売上は、38%伸びて5892億ウォンだった。有料コンテンツ、ゲームなどで取引額が全般的に上昇した。

過去最大の業績を記録したが、昨年10〜12月期に比べ成長は鈍化した。前期比売上伸び率は2%にとどまり、営業利益の伸び率も5%水準だった。新型コロナウイルス感染症で急増した非接触需要に支えられた早い成長傾向が一段落したのではないかという観測も出ている。

カカオは今後、成長スピードを高めるために、グローバル事業拡大に集中する計画だ。また、カカオトークチャンネルを媒介に創作者と購読者とを繋ぐ購読サービスを年内に発売すると発表した。

カカオ側は、「今月中に持続可能な経営努力と今後の計画を盛り込んだESG(環境、社会、支配構造)報告書を発刊する計画だ」とし、「カカオエンターテイメント、カカオジャパンなど、一部系列会社の上場を検討している」と明らかにした。


金聖模 mo@donga.com