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国民の61%が「ワクチン接種受ける」、 接種者の90%は「周辺に勧める」

国民の61%が「ワクチン接種受ける」、 接種者の90%は「周辺に勧める」

Posted May. 06, 2021 08:14,   

Updated May. 06, 2021 08:14

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新型コロナウイルスワクチンを接種するという国民が、3月の調査時より6%以上減少したことが分かった。この2カ月間、相次ぐワクチンの安全性を巡る議論が影響を及ぼしたものと見られる。しかし、すでにワクチンを接種した国民は、10人に9人が周辺に接種を勧めると答え、ワクチン接種者の満足度は相対的に高いことが分かった。

保健福祉部と文化体育観光部によると、これらの省庁は先月27~29日、韓国リサーチに依頼し、全国18歳以上の成人1000人を対象に「新型コロナを巡る認識度調査」を行った。その結果、まだワクチンを接種していない国民10人中6人だけが接種意思を持っていることが分かった。

回答結果を見ると、ワクチン未接種回答者934人のうち61.4%が「予防接種を受ける意向がある」と答えたが、これは3月の1回目の調査時より6.6ポイント減少したものだ。「受けない」という回答は19.6%で、3月の調査時より6.7ポイント増えた。残りの19%は「分からない」と回答した。

ワクチンを接種しようとする国民はその理由として、「家族の感染予防」(80.8%)を最も多く挙げ、次いで、△社会的集団免疫形成(66.3%、)△本人の感染予防(59.9%)の順だった。逆に接種を望まない最大の理由としては、「異常反応を巡る懸念」(84.1%)が最も多く、「ワクチン効果に対する不信」(66.8%)、「ワクチン選択権なし」(44.8%)、「基本的な防疫規則で予防可能」(28.3%)の順だった。

一方、ワクチン接種を受けた回答者(57人)のうち89.5%は、周辺に接種を勧めると答えた。これは3月の調査時より5.1ポイント上昇したものだ。中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は、「接種者の勧誘が続けば、自然にワクチンに対する認識変化が現れるだろう」と期待を示した。

政府は5日から、いわば「ワクチン接種インセンティブ」提供のレベルで、新型コロナワクチンの1回目と2回目の接種をすべて韓国内で完了し、2週間が過ぎた人たちに自己隔離を免除し始めた。このため、ワクチン接種完了者は、感染者と密接に接触しても、遺伝子増幅(PCR)検査で陰性が確認されれば、自己隔離しなくても済む。海外に行く時も入国ゲートで陰性判定を受け、疑わしい症状がなければ自己隔離が免除される。


柳根亨 noel@donga.com