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丁世均氏が大統領選レースに合流、与党候補選びは三つ巴構図に

丁世均氏が大統領選レースに合流、与党候補選びは三つ巴構図に

Posted April. 17, 2021 08:01,   

Updated April. 17, 2021 08:01

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丁世均(チョン・セギュン)氏が16日に首相を退き、与党の次期大統領選レースに本格的に合流した。丁氏が加わったことで、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事、与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)前代表の三つ巴の戦いの火ぶたが切られた。

 

丁氏は同日、辞任の言葉で、「国民の大きな意に応え、もっと大きく返すことができるよう最後まで努力する。新たな出発だ」と述べた。事実上、大統領選への出馬を既成事実としたのだ。与党関係者は、「国会議長、首相まで務め、残る高地は一つしかないのではないか」とし、「丁氏は今回の大統領選が政治人生の最後の挑戦と考えているようだ」と伝えた。

 

民主党が来月2日に全党大会を控えているため、丁氏は当分の間、党とは距離を置いて周辺の組織整備などを行うとみられる。丁氏側の要人は、「全党大会で特定候補を支持することはない」とし、「公式の挑戦に先立ち、新たな課題を悩むのではないか」と話した。丁氏の核心支持基盤である「光化門(クァンファムン)フォーラム」などは4月7日の再・補欠選の惨敗の原因を分析するなど、丁氏の登板を準備してきた。

 

三つ巴の構図が明確になり、他の2人の候補の動きも活発になっている。李在明氏は20日、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポク・ヨウィド)で国会議員41人と共に「清掃・警備労働者の休憩施設改善討論会」を開き、汝矣島での活動を再開する。来月12日にも不動産関連討論会を準備している。高い支持率を背景に勢力を拡大することが狙いだ。

これに対抗して、李洛淵氏は親文(親文在寅)支持層の結集に出た。李洛淵氏は前日(15日)、議員約20人との会合で、「文政府で長くナンバー2(首相)を務めた。私が別の話をするのは詐欺」とし、「死ぬことがあっても文大統領を守って行く」と述べた。文大統領の支持率下落にもかかわらず、文大統領から距離を置くことはないという意味だ。李洛淵氏はフェイスブックでも、「私を滅して『共に民主党』の旗の下でひとつになろう」とし、「『先党後私』の思いで国民の再信任を受けることに集中しよう」と強調した。


許桐準 hungry@donga.com