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「国民の力」首脳と安哲秀氏、合同の条件巡り「先に立場を示せ」と探り合い

「国民の力」首脳と安哲秀氏、合同の条件巡り「先に立場を示せ」と探り合い

Posted April. 13, 2021 08:28,   

Updated April. 13, 2021 08:28

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4月7日の再・補欠選挙の勝利後、合同問題を協議している野党「国民の力」と「国民の党」が12日、「立場を決めろ」とボールを押しつけ合い、対立している。選挙勝利の直後から合同の条件をめぐって野党圏内外の非難も飛び交い、「各党と派閥の計算が複雑で、野党統合大統領選のプラットホームづくりが容易ではない」との見方も出ている。

「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)党代表権限代行兼院内代表は同日、記者団に、「選挙過程で『国民の党』の安哲秀(アン・チョルス)代表が(国民の党への)合流を話したので、この問題をまとめるには、その意味を問う手続きが必要だ」とし、「『国民の党』の意見が伝えられれば、わが党の意見をまとめる」と「国民の党」に迫った。「国民の力」は、14日までに「国民の党」の立場がまとまらない場合、15日に全党大会準備委員会を設け、次期指導部の選出手続きに入る方針だ。「国民の力」の一部では、「国民の党」と「党対党」ではなく、吸収統合しなければならないという主張もある。

安氏は同日、記者団に「(合流に対する)『国民の力』の意見が一つに統一されているわけではない」とし、「私たちも今日、市・道党から党員の意思を聴く手続きを行っている」と明らかにした。14日までに合流の立場を伝えるよう「国民の力」に求められ、「水曜日(14日)までに『国民の力』は統一した意見を出せるという意味なのか尋ねたい」とし、「私たちが停滞しているという表現は誤り」と不快感を示した。

合流論をめぐって、党内外の非難戦も繰り広げられた。「国民の党」の具奕謨(ク・ヒョクモ)最高委員は同日、党最高位会議で、「国民の力」の金鍾仁(キム・ジョンイン)前非常対策委員長について、「収賄で懲役刑を受け、議員職が剥奪された犯罪者だったので、築いた功もそれほど大きくないようだ」と非難した。金氏が非公開の会議で安氏について「生意気だ」と言ったことに対する反発とみられる。これに対して、李俊錫(イ・ジュンソク)元未来統合党(現「国民の力」)最高委員は、謝罪しなければ、もっと大きく問題にする」と述べた。また、「国民の力」の張済元(チャン・ジェウォン)議員は、「統合は自強につながるのに、すべての勝利の功を独占して、大統領選政局を掌握しようとする貪欲的な請負政治、技術者政治は終わらせるのがよい」とし、金氏を批判した。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com